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法学部のゼミをのぞいてみよう!'16(3)-選択演習(行政職公務員クラス)―

2016/07/07 ゼミ活動

法学部教授 朴昌明

20160707law_01.jpg 行政職公務員クラスは、市町村職員など公務員行政職を志願している学生を対象に受験指導を行う2年次生向けのゼミです。

 法学部生は数学を苦手にしているケースが多いですが、公務員試験では数学的な要素をともなう問題が多いため、早い時期から準備が必要になります。そこで、行政職クラスでは、教養科目では数的処理、専門科目では経済学という公務員試験で最も出題数が多い分野に焦点を置いて学習を行っています。

 まず、年間を通して数的処理の過去問を用いた小テストを行います。数的処理テキストから無理ない分量で出題範囲を定め、教員からアドバイスを受けて予習を行い、その範囲から小テストに出題されます。秋学期の授業が終わったときには数的処理テキストを3回終わらせることになります。そのため、公務員試験での「鬼門」とよばれる数的処理の基礎学力は2年次生の間に十分に習得できます。

 次に、春学期にはミクロ経済学、秋学期にはマクロ経済学を学習します。予習した範囲について4~5人程度のグループに分かれ、理解しやすい内容と分かりにくい内容についてメンバーで話し合い、代表者が発表します。その発表を参考にしながら、数学が苦手な学生でも理解できるように、数式やグラフなどについて教員が丁寧に解説を行います。

 このクラスでのモットーは「数学に対する苦手意識をなくす」と「ゼミ生同士で協力して受験勉強を頑張る」です。ゼミ生たちは地道に努力を積み重ねながら公務員試験に向けて頑張っています。このクラスから多くの学生が夢を叶えてくれることを私は祈っています。

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