留学便り

留学便り2018

現在、駿河台大学から海外の協定校へ留学している学生、留学から帰国した学生、そして駿河台大学の学生として在籍している留学生、それぞれから寄せられた現在の生活や留学後の感想をご紹介します。(2018年6月29日版)

蛭田 明日香(ひるた あすか)

2018年度 カリフォルニア大学サンディエゴ校(アメリカ)派遣留学生・心理学部2年・ルネサンス高等学校出身

私は、派遣留学生として今年の3月からアメリカのサンディエゴで過ごしています。ほぼ初めての海外、さらに海外で生活することに、最初は戸惑いもありましたが、授業や日々の生活すべてが英語の勉強になるので、日本にいた頃より英語を聴き取れるようになりました。また、少しずつですが英語を話すことが出来るようになってきました。

クラスメイトにもさまざまな国籍の学生が多く、彼らの国について知ることが出来るため、とても面白いです。授業はペアワークが主で、前に出て問題を解き、積極的に発言することが求められます。大変ではありますが、優しく面白い先生が多く、授業を受けることがとても楽しいです。

ある授業では、UCSDの本科生と話す機会があるのですが、日本に興味がある人が多く、彼らから見る日本の良い所を知ることができたり、アメリカとの違いについても知ることができたりするのでとても面白いです。

また、普段の生活では、バスを待つ間、道を歩いている際などに現地の人に話しかけられることがあります。私の拙い英語ではあっても会話をしてくれるため、積極的に話しかけたり、話しかけられて答えたりしています。彼らはとても優しく、行動や反応を大袈裟なほどに表現してくれるため、会話をすることがとても楽しいです。

観光地にも多く出かけています。中でも、敷地内に日本庭園や美術館、博物館が多く立ち並んでいる〝バルボアパーク″は私のお気に入りです。特に、公園内で行われている路上パフォーマンスの質がとても高く、それらを見るためにその公園に行く時があるほどです。また、サンディエゴはビーチが多いのですが、野生のアザラシやリスのような、日本では普段あまり見かけることのない生き物を身近に見ることが出来るため、とても面白いです。

また、全学期の中で、一番長い休みがあったため、ルームメイトからもオススメされていた場所に行くことにし、一週間の旅行に参加しました。日本人ガイドが付くものにしましたが、全日程中私を含めて日本人は(ツアーガイド除く)4人しかおらず、イタリアや中国などから来た人と共に、グランドキャニオン、ヨセミテ国立公園、ゴールデンゲートブリッジ、ラスベガスやルート66などを回りました。大変ではありましたが、きれいな景色を見ることができ、また、ツアーガイドがそれぞれの場所の歴史や宗教について説明をしてくれたので勉強にもなりました。また日本人ばかりでなく他の国の知り合いが出来るなど、貴重な経験をすることも出来ました。

橋本 泰孝(はしもと やすたか)

2017年度 延世大学(韓国)交換留学生・法学部4年・福島県立立平工業高校出身

私は、駿河台大学の交換留学プログラムで、2017年9月から12月の間、韓国の延世大学で留学生活を送りました。そこで私は大きく3つのことを得ました。

1つ目は、語学力です。私は、大学1年次の時に履修した選択必修授業で初めて韓国語を学びました。その時の語学力はクラスの皆と変わりありませんでしたが語学力を向上させるため、留学中は日本語の使用を最小限度に留めるように努めました。例えば、延世大学で履修した授業に必要な知識はすべて韓国語で得るようにしました。そのため、登下校時の電車の時間は、いつも韓国語で書かれた専門書を黙々と読んでいました。そうしないと延世大学のハイレベルな授業についていけないと思ったからです。最初はわからない単語が多く、本の内容を理解するに至るまで時間がかかりましたが、前に調べた単語が繰り返して出てくるので、徐々に本を読むスピードが増しました。そのおかげで私は語彙力や文章力を飛躍的に伸ばすことができ、今年の4月に受験した韓国語能力試験では最高級である6級を取ることができました。

2つ目は、さまざまな経験です。私が留学中に得た経験の中で最も印象的だったのは、授業で出された課題をやりきったことです。ある授業で出されたチーム課題では、私は、「日本の中小企業の産学連携事業」に関する論文を調べ、それを韓国語に翻訳する役割分担を担いました。ある日は、その作業のために1日に6時間割くなど、決して生易しいものではありませんでしたが、最後には、授業の担当教授から称賛をいただくことができました。この経験を通して私は粘り強く努力することの大切さを学ぶことができました。

3つ目は、多くの仲間です。上述の通り、留学中は極力日本語を使わないように心掛けていたので、留学中にできた友達も韓国人がほとんどでした。もっとも過ごす時間が長かった友達は延世大学の卓球サークルである「インパクト」の仲間たちでした。元々私は、中学校から高校にかけて卓球部に所属し、卓球は韓国の中でも人気なスポーツのうちの1つであるので留学中は卓球によって多くの仲間と交流する機会を持つことができました。「インパクト」の1人として出た韓国の卓球大会で優勝するなどの思い出も作ることができ、「インパクト」での活動は私の留学生活をより実りあるものにしてくれました。今年の2月ごろにその「インパクト」のメンバーの1人と上野で再会し、お互いの近況を共有し合い、称え合う機会がありました。これからも留学中にできた仲間とたまに連絡を取り合いながらよき関係を築いていけたらなと思います。

YOU JINGSHUAI(ユウ セイスイ)

経済経営学部1年・ベトナム出身

私は、2016年に来日して早稲田文化館の日本語科で2年間日本語を勉強した後、駿大に入学しました。入学当初は大学生活に対して不安感がありましたが、1ヶ月が経った今は、不安感は全然なくなりました。私にとって駿大はただの大学だけではなく、まるで大家族のような存在です。

入学した初日に、笑顔を浮かべていたグローバル教育センターの職員のみなさんを見たとたんに緊張が自然になくなりました。私たちは友達のように楽しく話すことが出来ました。その後、大学生活で不安なことや、在留資格のことについても、職員の方々が助けてくれました。

駿大の授業にも満足しています。私は留学生なので、日本語のレベルはまだ足りていないと思います。しかし、授業の先生は留学生と日本人学生が一緒に上達するように、わざわざ話しのスピードを緩めてくれます、先生たちが留学生のために配慮してくれたことを、私たちはすべて心に覚えています。

駿大に入学したら、日本語を使う機会がもっと増えました、キャリアの授業でチームワークを通して日本人学生と協力して課題を完成したり、いろいろ質問を聞いたり、面白いことを分かち合ったり、一番楽しいと思います。

そして、疲れた時に、メディアセンターで好きな映像などを楽しんでのんびりしてリラックスすることもできます。さらに校内には学習スペースがたくさん設けられていて、いつでも、どこでも予習、復習ができます。このような大学の生活はとても充実しています。

これから駿大で過ごす四年間では、勉強も、就活も、一生懸命頑張っていきたいと思います。