留学便り

留学便り2017

現在、駿河台大学から海外の協定校へ留学している学生、留学から帰国した学生、そして駿河台大学の学生として在籍している留学生、それぞれから寄せられた現在の生活や留学後の感想をご紹介します。(2017年6月28日版)

富樫 薫(とがし かおる)

2017年度ミュンヘン大学(ドイツ)交換留学生・経済経営学部3年・北海道札幌平岡高等学校出身

私は今回の長期留学が初めての海外渡航になりました。初めの一カ月は大学の授業も始まらず、ミュンヘンの観光や、一年間滞在するための手続きをし、ドイツの生活に慣れるようにしていただけでした。四月末に初めて「飲み会」という集まりに行きました。この集会は毎月最後の金曜日に行われ、日本人の留学生や日本に興味のあるドイツ人などが集まってお酒を飲む会です。この集会に参加することにより、ドイツ人や、日本人の留学生と知り合うこができ、その集会以降、一緒にBBQをしたり、飲み会をしたりしています。また、旅行に行く際のおすすめスポットや時期、食べ物等を聞く機会にもなっています。

大学が始まってからの、特に予定のない平日の過ごし方は、午前中に学校へ行き授業を受け、午後はその日の復習と次の日の予習です。週末にはちょっとした旅行に行っています。ドイツ国内はもちろん、他の国もすぐ近くにあるのでとても気軽に行けます。国や地域ごとに風景や食文化が異なり、とても面白いです。また、まだ行ってはいませんが、私が勉強をしたいと思っているヨーロッパの歴史的建造物を見に実際に行けるのはとても貴重な体験ができると思っています。

日本と違い、大変だと感じたことはお店の営業時間が短く、24時間開いているコンビニ等がないことと、日曜日、祝日はお店が休みなことです。日曜日と祝日が続いている日は食べ物をたくさん買い込まなくてはいけなく、荷物がとても重くなり大変でした。祝日があるのを忘れ、食糧をほとんど食べきってしまっている日も、空腹で大変でした。

私の留学が始まってからもう二か月が経ってしまい、時間が過ぎるのを早く感じています。もっと多くの人と仲良くなりたい、たくさんの国や地域に行きたい、食べたことがないものや、本場のものを食べてみたい。そんなことを改めて思います。そして、どれをするにも人と話したほうが面白くなる。歴史的建造物を見に行った際に(ドイツ語や英語の)説明を読めた方がためになると思い、語学の大切さを感じます。

残り8か月、長くも短くも感じる期間ですが多くのことを勉強、体験し少しずつでも成長しながら過ごしていきたいと思います。

菅野 理沙(かんの りさ)

2016年度 エセックス大学(イギリス)派遣留学生・現代文化学部4年・宮城県仙台二華高等学校出身

私にとって今回海外に行くことが初めてで、英語での会話もままならないまま1人でイギリスに飛び込みましたが、帰国した今、これまでの人生で一番充実した1年を過ごすことができたと心の底から思います。

当然のことですが、現地では日本語は一切通じません。英語を話さないと何もできない状況が最初の頃は大変でしたが、時間が経つにつれてそれは英語を身につけたい私にとってかけがえのない環境となりました。

大学にはカフェやクラブ、バーなどがあり、キャンパス内では毎日のようにイベントが開かれていたり、天気が良い日は飲み物を片手に芝生で休んだり、日本での大学生活とは全く異なる過ごし方をした気がします。またエセックス大学では世界140ヶ国以上の国々から学生が集まっているので世界中に友達を作ることができます。友達同士でお互いの国の料理を作ってシェアしたり、パーティーをしたり国を越えて多くの人たちと仲良くなることができ、すべてが新鮮で楽しかったです。

留学は英語を学ぶだけでなく、その国のことを直に知ることもできれば、ガイドブックやパンフレットには載っていない場所を発掘するのも一つの醍醐味かなと思います。また海外から日本はどう見られているのかについても知ることができました。例えば日本人は毎日寿司を食べていると思われていたり、生卵を食べるのがありえないと思われていたり…。海外の方の日本のイメージはとても面白いです。

駿河台大学の留学制度はとても充実しています。単位取得も可能であり経済的な支援もしてくれるのでぜひ大学生のうちに海外に飛び出してみてほしいです!自分の中の世界がガラッと変わりますよ!

NGO MY HUYEN(ゴー ミー フェン)

経済経営学部1年・ベトナム出身

大学が積極的に外国人を受け入れてくれたのでとても嬉しかったです。初日から今までいつも温かく熱心な先生方のおかげで入学前にあった不安も心配も少しずつ無くなりました。ゼミの先生をはじめ、学内にいる先生方に気遣って守ってもらっていると感じています。留学生にもわかるように丁寧に説明してくれたり、言ったことを改めて黒板に書いたりしてくれる先生もいます。言葉に表現できないほどありがたい気持ちで感謝しています。先生方のおかけで、言語の壁がなくなり、しっかりと授業の内容を理解することができました。

そして、日本語学校のように日本語を学ぶ時間を取れなくても、大学で日本人の友達と話す機会が何倍も増えました。カルタ大会やちらし寿司作り、国際交流パーティーなどの様々なイベントを通して、日本人や他の留学生と触れ合うことができました。皆と一緒にたくさんのイベントを楽しむことができて良かったと思います。

一日中一コマ90分間の授業を受けるのは、ちょっと疲れて大変な時もありますが、興味を持つ内容が学べるし、先生の教え方がわかりやすく面白いのであっという間に時間がすぎていきます。放課後には友達とスポーツをしたり、一緒に勉強をしたりなど、つまらないと思ったことがありません。

これからも4年間駿河台大学でいろんなチャレンジをして、いっぱい友達を作って日々楽しくやっていきたいと思います。自分が作った目標を向かって実現できるように一生懸命頑張りたいと思います。充実な大学生活を必ず送ります。