その他: 2010年3月アーカイブ

 バンクーバー・パラリンピックのアイススレッジホッケー日本代表の主将で、銀メダル獲得の原動力となる活躍をした法学部卒業生の遠藤隆行さんが、バンクーバー・パラリンピックの優秀選手に選ばれ、3月21日(日)19:00〔現地〕からウィスラー・ビレッジで行われた閉会式で表彰されました。

 優秀選手には、男・女各1名が選ばれ、日本人の受賞は、夏・冬のパラリンピックを通して、初めての快挙です。

                                             リポート:本学現地特派員

アイススレッジホッケー

アイススレッジホッケー

 3月20日(土)10:00〔現地〕から、バンクーバー・パラリンピックのアルペンスキー競技の最後の種目、スーパーコンビネーション(SC)が行われました。

 男子座位には11カ国から21人の選手がエントリー。日本からはメディア情報学科3年の鈴木猛史くんのほか、森井選手・狩野選手が出場しました。南林副学長を団長とする本学応援団や選手の家族・友人などが熱い声援を送る中、競技が開始されました。

 スーパーコンビネーションは、スーパー大回転と回転の各1本の合計タイムで競う種目で、鈴木くんは前夜、本学スキー部の田部井コーチに「SG(スーパー大回転)で、トップと5秒差以内についていれば、(得意の)回転で十分逆転できる」と話していました。スーパー大回転でトップと4秒44差の好位置につけ、期待の回転に臨みましたが、「少し硬くなっていた」(田部井コーチ)鈴木くんは、合計タイム2分15秒90で5位に入り、今大会2度目の入賞を手にしました。

 バンクーバー・パラリンピックのアルペンスキー5種目全てに出場した鈴木くんは、アルペンスキー日本チームの最年少でありながら、大回転で銅メダルを獲得したほか、スーパー大回転と今日のスーパーコンビネーションでは入賞を手にしました。小学生の頃、テレビ局の取材を受けた際、「パラリンピックで金メダルを取ること」を将来の夢に挙げていた鈴木くん。夢の実現に、確実に近づいていることを証明したバンクーバー・パラリンピックでした。


 また、法学部卒業生の遠藤隆行さんが主将を務めるアイススレッジホッケー日本代表は、同日12:00〔現地〕、強豪アメリカとの決勝戦に臨みました。結果は0-2で敗れたものの、見事銀メダルを獲得しました。

 主将としてチームをまとめ、フェアープレーで攻守に渡り大活躍した遠藤さんが、駿河台大学の卒業生であることは誇りであり、心からおめでとうと感謝の気持ちを伝えたいと思います。


 オール駿大の2人がメダルを獲得するなど、大活躍したバンクーバー・パラリンピックは、明日21日(日)〔現地〕、フィナーレを迎えます。


リポート:本学現地特派員

バンクーバー・パラリンピックSC

バンクーバー・パラリンピックSC

バンクーバー・パラリンピックSC

バンクーバー・パラリンピックSC

バンクーバー・パラリンピックアイススレッジ 

バンクーバー・パラリンピックアイススレッジ

 3月19日(金)、アルペンスキー会場のクリークサイドは、放射冷却の影響で、最高のバーンとなり、無風・快晴の中、競技が始まりました。

 男子座位のスーパー大回転には、40人がエントリー。鈴木猛史くん(メディア情報学科3年)は14番目に滑走しました。鈴木くんは、特にスタートに神経を使い、順調な滑り出しをしましたが、、直前に滑走した選手がゴールエリアで転倒したため、イエローフラッグが出され、よもやのリスタートになってしまい、再度滑走した鈴木くんは1分22秒28のタイムを出し、5位入賞に留まりました。

 地元カナダに負けない大応援団をバックにした日本勢は、今日のスーパー大回転でも快進撃は止まらず、狩野選手が優勝、森井選手が3位に入りました。両選手は昨日の滑降に続き、今大会2つ目のメダルを手にしました。

 明日、3月20日(土)のスーパーコンビネーション(スーパー大回転と回転の各1本の合計タイムで競う種目)で、パラリンピックのアルペンスキーは、全種目を終了します。鈴木くんには、得意とする回転で、納得の滑りをしてもらい、有終の美を飾って欲しいと思います。


父・保さんの話、「猛史の調子はとてもいいと思います。集中していただけに、再スタートは残念でした。気持ちが切れてしまったのかもしれないです。ただ、滑り自体はすごく良かった。今日の滑りができれば、明日のスーパーコンビネーションは期待できると思います」

  リポート:本学現地特派員


バンクーバー・パラリンピックSG    

バンクーバー・パラリンピックSG           

バンクーバー・パラリンピックSG    

バンクーバー・パラリンピックSG

 3月18日(木)〔現地〕、バンクーバー・パラリンピックのアルペンスキー会場のウィスラー・クリークサイドは、風もなく、時折強い日差しが注ぐ中、滑降の競技がスタートしました。

 前日、福島からウィスラー入りしたご両親が見守る中、18番目に滑走した鈴木猛史くん(メディア情報学科3年)は、1分22秒28のタイムで11位に終わりましたが、森井選手が銀メダル、狩野選手が銅メダルを獲得。日本勢の大活躍でメダルセレモニーは大いに盛り上がりました。

 明日19日(金)10時41分〔現地〕からのスーパー大回転(座位)に、鈴木君が出場する予定です。

 また、法学部卒業生の遠藤隆行さん(川越市役所)が主将を務めているアイススレッジホッケー日本代表は、準決勝でカナダを破り、初の決勝進出を果たしました。

                                             リポート:本学現地特派員

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                   応援に駆けつけたご両親と鈴木選手

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 3月16日(日本時間17日) ウィスラー クリークサイド

 やはり期待に応えてくれた!トリノ(4位)の悔しさを内に秘めて4年。ウィスラーで鈴木猛史君(メディア情報学科3年次生)が、アルペンスキーGS(ジャイアント・スラローム・シッティンッグ)で世界の強豪たちを相手に見事、銅メダルを獲得しました!
 大会初日の濃霧の影響で競技日程全体が大幅に変更されて、普段以上のコンディショニングが要求された上にこの日は朝から雨。時折風を伴う強い雨が選手たちの動揺を誘う厳しいコースコンディションの中での競技でした。

 鈴木君の1回目の滑りは1"21'65で3位の好位置をキープ。続く2回目は、雨足が強くなり、心理的にも慎重な滑りになりがちなところを果敢にコースを攻めて1"24'14で滑走、トータル2"45'79で銅メダルを手中に収めました。鈴木君、本当におめでとうございます。

リポート:本学現地特派員

鈴木猛史選手の話し
 -駿大の仲間にひとことお願いします。
 友達や大学の皆さんに支えられて銅メダルを獲得することができました。駿大のキャンパスにメダルを持ち帰ることができて本当に嬉しいです。ありがとうございます。

杜正文スキー部部長(メディア情報学部教授)の話し
 鈴木君、おめでとう。日頃の努力が実って本当に良かった。競技日程の変更により、一番観て欲しい筈のご家族の方に、ここウィスラーで直に勇姿を見てもらえなかったのは残念だけど、週末の競技もあるから引き続き頑張って欲しい。体調と怪我に注意してウィスラーを存分に楽しんでください。

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 *写真:個々の説明は省略しました。現地の感動が少しでも伝われば幸いです。

 アイススレッジホッケー予選初戦

 3月13日(日本時間14日) バンクーバー UBCサンダーバードアリーナ

 アルペンスキー(DH)が荒天のため順延が決定すると同時にクリークサイドをあとにし、朝来たルートを逆戻りして再びバンーバー市内へ。開会式で日本代表の旗手を務めた遠藤隆行選手(2000年本学法学部卒・埼玉県川越市役所)がキャプテンとして率いるアイススレッジホッケー日本代表を応援するためです。競技会場はブリティッシュコロンビア大学-University of British Columbia (UBC)-のアイススケートリンク、サンダーバードアリーナ。駿河台大学も美しく広大なキャンパスを持ちますが、UBCの広さや駐車場のスケールの大きさには驚くばかりです。

 試合は定刻の20時30分に開始。1stピリオドは、両者譲らずの無得点。そして続く2ndピリオド開始早々に決定的な瞬間が訪れました。遠藤選手の放ったショットがチェコ陣営ゴールへ一直線。パックがゴーリーの僅かに横をすり抜け、判定の結果見事にゴール、先制得点を奪いました!(開始から正味15分11秒)

 3rdピリオドはチェコの選手のショットが決まり、一時同点となりますが、38分に石田選手の得点があり、日本は見事予選リーグ初戦を白星で飾り、幸先の良いスタートを切りました。

リポート:本学現地特派員

 JPN-CZE 2-1(0-0、1-0、1-1) 詳しくはこちらこちらで。

(写真、上から)
 試合開始直前の電光掲示板と盛り上がる日本応援団(#01・#02)
 試合の様子(#03)と遠藤選手(#04)
 ゴールをゲットした遠藤選手(No.10)と石田選手(No.23)(#05)
 遠藤選手のゲットの瞬間(#06・#07)
  *席から死角となり、会場のモニターを撮影
 勝利の円陣(#08)と応援席の人々(#09)
 
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 3月14日(日本時間15日) バンクーバー

 初日の荒天の影響により、13日19:50、アルペンスキーの競技日程が急遽大幅に変更されました。当初21日に開催予定だったSL(スラローム)が本日14日11:10の開催となり、アイススレッジホッケー日本対チェコ戦応援のためにバンクーバー市内に戻っている取材班は、もはやこの種目の観戦が不可能に...。

リポート:本学現地特派員


 *日程の変更は次のとおりです(現地時間)。詳しくはこちら
  当初予定・種目   変更後の日程(予定)
  3/13(土)DH→ → →3/18(木)12:33
  3/15(月)SG→ → →3/19(金)13:00
  3/16(火)SC→ → →3/21(日)10:34
  3/19(金)GS→ → →3/16(火)11:02
  3/21(日)SL → → →3/14(日)終了→鈴木猛史君=総合15位(1:56.19)

*追記:その後、更に一部日程変更あり。

 3月13日(日本時間14日) ウィスラー クリークサイド

 アルペンスキーDH(ダウンヒル)応援の為、朝8時にバンクーバーを出発、約120㎞離れたウィスラーへと移動しました。ここはとても有名なスキー場で、ガイドブックによると、八方尾根スキー場のおよそ14倍の広さがあるとのこと。
 アルペンスキーの競技場は、リフトを降りた山の中腹辺りのゲレンデにあり、特設観覧席が設けられています。到着時の天候は曇りで気温0.4℃、中々の寒さです。電光掲示板が示す出場選手リストの中には、"スーパー猛史くん"の異名を持つ本学生の鈴木猛史君(メディア情報学科3年次生)の名前が燦然と輝いています!

 各国の人々で観覧席が一杯になり、応援合戦が盛り上がっていよいよ競技開始の11時30分頃、前日に20㎝以上降った雪でコース整備に影響が生じたのか、スタート時刻が予定の1時間遅れに。その後、みるみるうちに天候が怪しくなり、降雪と濃霧でコースの視界が悪化。15分ごとにスタート時間を遅らせる発表が何回かに亘ってあり、とうとう14時過ぎに競技の順延が決定してしまいました。

 雪がちらつく極寒(主観)の中、吹きさらしの特設スタンドで3時間、今か今かと競技開始を待つことにはなりましたが、自然をも相手に闘う選手たちに改めて敬意を表したいと感じました。
(売店の冷めたホットドッグやピザではなく、温かいおでんと熱燗が欲しかったのも事実です)。

リポート:本学現地特派員

※追記:DHは改めて18日に開催予定。

(写真、上から)
 ウィスラー クリークサイドの街並(#01・#02)
  (#01写真後方に写るゲレンデが競技場)
 電光掲示板に輝く鈴木君の名前(#03)
 ゲレンデが濃霧に(#04)
 小刻みにスタート時間の繰下げ(#05)
 ほぼ満席だった応援席は、徐々に人が減り、最後は地元カナダ、英国、そして日本くらいに(#06)
 そしてとうとう順延決定(#07)
 ゲレンデ全景(#08)

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 3月12日(金)(日本時間13日(土))、2010年パラリンピック冬季競技大会が開幕し、カナダ・バンクーバー市内にあるBCプレイスで盛大に開会式が執り行われました。日本選手団の旗手は、アイススレッジホッケー主将で本学卒業生の遠藤隆行選手(2000年法学部卒)が務め、大歓声の轟く中を堂々と入場、その大役を見事に果たされました。
 バンクーバー市内は桜が満開。地元の方によると、例年この時期が桜の季節とのこと。出場する世界40カ国以上から大勢の人々が集まり、会場付近は熱気に包まれていました。
 明日13日以降、本学としては、特に遠藤選手とアルペンスキーの鈴木猛史選手(メディア情報学科3年次生)の活躍に期待を寄せます。  リポート:本学現地特派員

(写真、上から)
 バンクーバーの街並(#01・#02)
 BCプレイス(#03)
 開会式の模様(#04・#05・#09・#10)
 日本選手団入場・先頭が旗手を務める遠藤選手(#06)
 日本選手団入場(#07・#08)

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 司馬遼太郎の長編歴史小説で、NHKがドラマ化した「坂の上の雲」の英訳本を出版する計画が進んでいます。これまでにも英訳出版の計画は何度かありましたが、実現していません。
 今回は、千葉県松戸市の日本文献出版が、本学現代文化学部教授のポール・マッカーシー教授ら著名な英訳者3人に英訳を依頼、万全の態勢で臨むとのことで、2012年中の出版を目指しています。

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