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2016/02/16
11月25日(水)は毎年恒例の学部デーでした。経済経営学部では、1年生はフィールドトリップへ参加します。本欄ではこれらのプログラムについて連載でレポートします。
フィールドトリップは10のコースに分かれて行われました。今回は東京都新宿区にあるJICA地球ひろばの見学について紹介します。
市ヶ谷にあるJICA(国際協力機構)の「JICA地球ひろば」を訪問しました。体験ゾーンで展示の説明を受け、またクイズに回答したりしました。その後、青年海外協力隊の一員としてラオスに2年間滞在した地球案内人の方にラオスでの体験を写真や映像で説明していただきました。学生たちには「地球」を考える良い機会になったと思います。
私はJICA地球ひろばの見学で、展示ゾーンの見学と青年海外協力隊の経験者のこいづかさんが話す体験談を聞くという二つを経験しました。
今回JICAに行って見たことでボランティアに対する印象が大きく変わりました。私はボランティアと言ったら、一方的に与える救援という印象が強かったのですが、実際は現地の人と協力しながら、ボランティアが去った後でも現地の人が現状改善を自らの力で継続するためのきっかけとなることが重要な役割なのだと気付きました。
体験談での話でこいづかさんが、東日本大震災の時にラオスは日本を支援したのに、ラオスで土砂災害が起こった時日本は助けてくれないのか、とラオスの人に言われたことが印象に残っていると話していました。確かに、先進国と開発途上国では海外に発信される情報量が違うため、話にあったような状況にあっても支援が先進国に比べて行き渡らないという不公平さがあるんだ、と改めて気付かされました。このようなことは今後、しっかりと改善されるべきだと思いました。
今回のJICA地球ひろばの見学は、身のまわりしか見ていない自分にとって、世界全体の事情に目を向ける良いきっかけになったと思います。
11月25日、学部デーのフィールドトリップで、JICAの見学に行きました。JICAのビルの中にある体験コーナーで、青年海外協力隊のエピソードや派遣対象の発展途上国の暮らしや活動などのパネルを見たりしました。このコーナーで、民族衣装を着てみました。衣装はどれも色使いが派手で、厚手の生地で簡単には切れたり破れたりしないように作られているようだが、この衣装を着て生活するのは大変だなと思いました。
今回は実際にラオスに派遣され青年海外協力隊としての活動を行った元隊員の方の話を聞くことができました。ラオスについての映像では、家以外何もないように思えました。この国の経済力は、仮にも一つの国家なのに、日本の一つの県、しかも他県に比べて経済力が低い鳥取県の半分でしかないと聞き、世界全体では格差がすごく大きいのだと思いました。また、多くのラオスの人は犬を飼っており、その犬にかまれてけがや病気になることもあると聞いて、大変だと思いました。