現代文化学部 法学部からのお知らせ

都市探訪「原宿で見る現代文化と伝統文化」

2016/06/11 授業の一風景

現代文化学部 佐竹 由帆准教授

 2016年度の「都市探訪」の第1回目の学外授業が4月16日(土)に行われました。テーマは「原宿で見る現代文化と伝統文化」です。

 原宿駅表参道口改札前に集合し、まず皆で明治神宮へ。神社の成り立ち、鳥居の由来や大御心(明治神宮独自の和歌のおみくじ)について学びながらワークシートに取り組みました。実際に大御心を購入し、和歌の解釈を試みた学生もいました。

 その後竹下通りへ移動し、事前に調べた場所を各自リサーチしました。よく売られている服やデザートの傾向から客層を分析したり、キャラクターグッズや外国人観光客向けのお土産に着目したり、実際に体験しながら様々な角度から原宿の魅力について考察しました。解散後も残って街歩きを続けた学生もいたようです。

 今回の課題である「原宿という街の魅力について」の学生のレポートを、一部ご紹介いたします。


 私が、考える原宿の魅力は、現在と過去にタイムスリップしたような感覚を肌で感じられることだと考えました。なぜなら、原宿には明治神宮という場所があるからです。(中略)明治神宮はたくさんの木々に覆われ一本の道を歩いていくと本殿があり、その道を通らなければ本殿には行けません。この、空間こそが過去にいるような感覚をあじわえるのだと考えました。
 もう一つは、竹下通りです。なぜなら、竹下通りは若者にとても人気がある場所で、例えるなら、本当に現代という感じがするからです。(中略)私が現在だと考えた理由は、今はやりのファッションをいち早く確かめることができる場所でもあると考えたからです。また、外国のかたに人気の一つでもある、ロリータのファッションは、竹下通りならではの独特なファッションでもあると考えました。(現代文化学部2年 五十部亜弥)


 私が感じた原宿という街の魅力は、明治神宮のスケールの大きさと原宿にある様々なファッションです。(中略)明治神宮の鳥居は木造として日本で一番大きいことも有名で、明治神宮内は東京の都会にあるとは思えないほどに自然豊かでとても気持ちの良い場所だと思いました。外国人観光客も多く連休でもない普通の土曜日に多くの参拝客がいたことに驚きました。(中略) 
 次に、日本の文化とは違い海外の雰囲気の「竹下通り・裏原宿・表参道」です。竹下通りには、外国風、外国人向けの店が多く中でも服の店がより多く見られたと思います。(中略)奇抜な外国人が良く着るような服や近年外国人の観光客が増えたことから日本語がプリントしてある服、外国人がオーナーの店など様々でした。裏原宿にはアメリカから輸入してきた服や靴が多く、店の内装もアメリカンな感じでした。(現代文化学部2年 益留拓也)


 明治神宮に関しては全くの別世界で都内とは思えない雰囲気でとても居心地が良かった。周りの木は人工的に植えられたものとは思えないほど自然で元からそこにあったかのようだった。明治神宮では偶然結婚式が行われていて花嫁行列を見ることができた。一番印象に残ったのは大鳥居で、樹齢1200年以上の檜を使っているだけあって迫力があり、これを作った昔の人の技術に驚かされた。(現代文化学部2年 斉藤優太)



明治神宮南参道入口の鳥居

明治神宮南参道入口の鳥居



明治神宮御社殿

明治神宮御社殿


竹下通りの店

竹下通りの店

裏原宿

裏原宿

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