現代文化学部 法学部からのお知らせ

フィールドトリップⅠ 実施報告2 「秩父札所めぐり」

2016/06/06 授業の一風景

 この授業は、大学のある飯能およびその周辺地域を訪れ、その歴史や人びとの暮らしを見て、その土地を全体的、総合的に体験し、理解することを目的としています。
 その第2回目が5月14日(土)に行われました。テーマは「秩父札所めぐり」です。参加者は4名でした。

フィールドトリップI 実施報告2

現代文化学部 福永昭教授

 西武秩父線横瀬駅からフィールドトリップは始まります。はじめに秩父巡礼について説明の後、9番明智寺、8番西善寺、御岳神社、6番卜雲寺、7番法長寺を回って横瀬駅にもどるという行程です。
 それぞれの場所においては、参加者は各自、その社寺の説明をしてもらいました。秩父巡礼の一端を味わってもらうことをめざしました。

 「今回のフィールドトリップを通してどんなことを学びましたか」という課題に対し、学生たちが書いたレポートのひとつを紹介します。

現代文化学部 羽鳥涼太

 「フィールドトリップⅠ」の第2回授業「秩父札所めぐり」に、5月14日(土)、参加しました。
 札所めぐりというものに行ったことがなかったので、山を登るイメージしかありませんでした。場所も秩父だったので、あまり楽しみではありませんでした。

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 当日、訪れたのは、9番の明星山明智寺、8番の清泰山西善寺、6番の向陽山卜雲寺、7番の青苔山法長寺でした。最初に訪れた明智寺は小さな建物で、昔からその地にある寺という雰囲気でした。
 続いて訪れた西善寺は観光バスも来ていました。観光客はたくさんはいませんでしたが、見た目がとても立派で存在感がありました。
 バリアフリーにもなっていて、障害者にも優しい作りでした。天然記念物の約樹齢600年のコミネモミジがありました。

 3番目に行ったのは、卜雲寺でした。卜雲寺で印象に残っているのは、お菓子をお腹いっぱいになるまで食べたことです。初めてあんなに食べました。お菓子ご馳走様でした。
 そこでは、一人で秩父の札所を全部回っているという方に出会いました。お話をしてくれて、とても素敵な方でした。私も定年したら好きなことをたくさんしようと思いました。
 卜雲寺の周辺にはイチゴ狩りやしいたけ狩りのようなものがありとても賑わっていました。私もイチゴは食べたかったです。

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 最後に行ったのは法長寺です。法長寺には牛の像がありました。昔、行基が十一面観音を背負って行脚中に急に観音像が重くなったので仕方なく置いていったそう。
 のちに、その土地の牧童が草刈りをしていると、一頭の牛が現れて、座って動かなくなった。調べてみると、草の中から観音像がみつかったので、その牛をかたどって設置されたものでした。なので、法長寺は別名牛伏堂と呼ばれています。

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 今回のフィールドトリップでは、秩父のお寺を歩いて訪れました。私が想像していたものよりも、とても落ち着く場所で、たまに行きたくなるような雰囲気を感じました。
 時間と機会があれば、他の札所も行ってみたいと思いました。今までのイメージでは、お寺や神社というものはお堅いイメージで行きたいとはなかなか思いませんでしたが、歴史を調べた上で訪れると色々な発見があって、おもしろいと思いました。

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