現代文化学部 法学部からのお知らせ

フィールド・スタディ科目始動!!!

2016/05/02 授業の一風景

 フィールド・スタディ科目は2年次生が現代文化学部で学ぶにあたって基礎となる重要な科目「コース共通科目群」の2つのカテゴリーのひとつに位置付けられ、学びの場を広く学外に求めた体験重視型の科目のひとつです。現代文化学部の目玉科目として、今年で3年目を迎えました。全部で10科目が設定されており、その中から1つを選択することになっている必修科目です。
 そのフィールド・スタディ科目の中の1つ、「フィールドトリップII」の第1回目が4月24日(日)に行われましたのでご紹介します。

フィールドトリップII 実施報告1

現代文化学部 小林奈穂美准教授

 この科目のテーマは「日本の身近な異国へミニタイムトリップ "国際感覚を養おう"」です。全6回の巡検が予定されています。
 その第1回目が4月24日(日)に行われました。テーマは「羽田空港の役割とはなにか」です。参加者は12名でした。
 羽田空港国内線第1ターミナル地下1階の"太陽の塔"に集合し、羽田国際線ターミナル4階のおこのみ横丁での解散まで設定された時間に移動し、様々な課題に取り組みながら空港の役割や国内線と国際線の違いを体得し、理解を深めてもらいました。
 国内線から国際線の移動は、無料のシャトルバスが運行されていますが、それに気付かず電車で移動した学生が半数もいました。集合時間に遅刻する学生はいませんでしたが、アンテナを張って行動することの大切さを痛感したようです。
 今年は大田・品川まちめぐりガイドの会の皆さまにもご協力いただき、普段では知りえない貴重な話を聞くことができました。
 「今回のフィールドトリップを通してどんなことを学びましたか」という課題に対し、学生たちが書いたレポートを紹介します。

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現代文化学部2年 観光ホスピタリティコース
竹内 史哉

 一番印象に残ったのは国際線ターミナルの4階にあった、江戸時代を再現した建物がある商店街です。日本の大工さんがすべて日本産の木材を使いかんなで一から作った建物はとても綺麗で、日本人の私でさえも素晴らしいと思うほどでした。世界中の人がたくさん利用するこの場所だから日本の本物を知ってもらいたいと考え、本物にこだわっていると聞きました。
 羽田空港は、世界一綺麗なフロアであり、離発着の時間が正確であるところも日本だからこそのこだわりがあって、入り口から日本の良さを伝えていくことは大事なことだと思いました。

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現代文化学部2年 観光ホスピタリティコース
老沼 拓哉

 今回のフィールドトリップを通して学んだことは、羽田空港にはたくさんの心遣いが見られるということです。例えば、休憩スペースが多く設けられていて、飛行機の待ち時間があってもゆっくりできるなと思いました。他にも日用品なども売っているので、いざというときに便利だと感じました。
 国際線ターミナルは窓ガラスが多く使われていて、昼間は自然の採光だけでも明るくて、電気をあまり使わないようにしていました。江戸の街並みを再現している階では、杉などの木材が使われていて、外国の方が最初に目にする日本を意識しているんだと思いました。
 展望台からもいろいろな国の飛行機が見えるので、観光するのにもいいと思いました。

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現代文化学部2年 観光ホスピタリティコース
新井 英里

 私がフィールドトリップを通して学んだことは主に二つあります。一つは、空港内の作りについてです。インフォメーションの看板の大きさはもちろん、郵便局や保育園といったお客様が便利で快適に過ごせるような様々な施設が収容されています。また、飲食店は多種多様で、メニューは英語、中国語といった外国のお客様にもわかりやすくなっていました。
 もう一つは、国際線ターミナルと国内線ターミナルの違いについてです。国内線では、洋服店やブランド店が多く立ち並び、現代の風景や物が象徴とされている一方、国際線は、屏風画や提灯などの江戸時代の風景や物が象徴とされています。外国から観光で訪れたお客様が日本の文化に触れられるよう、四季を強調した演出も魅力のひとつになっています。
 今回、羽田空港を見学して施設の多さや外国のお客様の受け入れ体制が整っていることを感じ、改めて空港の素晴らしさを実感できました。2020年には東京オリンピックが開催されるため、これからの空港の在り方にも注目していけたらと思います。

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