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2016/04/04
2月17日(水)に飯能市立富士見小学校にて行われた教育研究会教育相談部会の研修会に心理学部の永作准教授が招かれ、講演を行いました。
市内小中学校の先生方と20名余に加えて、本学からも心理学研究科臨床心理学専攻の大学院生4名、心理学部の大学生2名がオブザーバーとして参加させていただきました。
講演では、「はたらく」ということが、「はた(端:そばにいる人)+らく(楽:らくにする、やくにたつ)」という言葉から成り立っていること、働くということは必ずしも労働者として賃金を得ることだけを指すわけではなないこと、家族社会や学校社会、地域社会・・・と社会は様々な人の「はたらく」で成り立っていることをまず再確認しました。そして、児童生徒はさまざまなかたちで「はたらく」をしているはずにもかかわらず、日常生活や日常の学習が児童生徒の自己肯定感や自己有用感、職業観の育成に必ずしも結びついていないのは何故なのか、子どもたちにどうしたら「自分に存在価値がある」「自分は誰かの役に立てる人間である」ということを実感してもらえるのだろうかということなどについて考え、キャリア教育と教育相談の結びつきについて紹介しました。
小学校や中学校の先生方からは、永作准教授が紹介した児童生徒の自己肯定感や自己有用感を育むための理論的・実践的な枠組みについて、積極的な興味関心が寄せられました。