フィンランド

 いよいよ師走となり、街を歩くとクリスマスソングが聴こえてくる季節となりました。日本人にとってのクリスマスというと、電飾で彩られたもみの木のツリーとか、赤い服を着て白いヒゲを蓄えたサンタクロースのイメージが強いのではないでしょうか。

 とりわけサンタクロースは、日本の子供たちにとってもなじみ深い存在ですが、その住居とされるのがフィンランドです。同国がサンタクロースの国として世界に宣伝し始めたのは、観光業に力を注ぐようになる1980年代以降のことだそうですが、その後国内にあるサンタクロース村は一大観光地となり、日本人も多く訪れるため、日本語の案内表示もあるのだそうです。

 実は私も、今年の2月にフィンランドに行ってきました。駆け足の旅行であったため、観光地などを巡ることはできなかったのですが、北欧ならではのゆったりとして重厚な雰囲気のあるヘルシンキの街並みや、道などを尋ねると驚くほど親切に教えてくれる地元の人々の対応などに強い印象が残りました。

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ヘルシンキのエスプラナーディ通り

 ところで、今回フィンランドを訪問したのは、今年から交流を開始したヨウツェノ学院の視察が目的でした。同学院は日本語科を有するフィンランドの高等教育機関で、日本人のスタッフも常駐しており、従来から日本のいくつかの大学と交流しています。本学の学生もこの2月にはじめて研修に参加し、フィンランドの学生たちと一緒にアクティブ・ラーニングを行うなど有意義な体験をしてきました。

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ヨウツェノ学院の寮

 また、この5月にはヨウツェノ学院卒業生であるユストゥス・コソネンさんが来日し、飯能市内でホームステイをしながら、本学での授業、飯能市国際交流協会での文化体験、飯能市内の企業訪問を行うなど、学生や市民と交流を深めました。

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本学の学生と扇子作りを体験するコストゥス・コソネンさん

 ご存知の通り、飯能市には、この3月にムーミンバレーパークがオープンしました。本学では、それを一つのきっかけとして北欧・フィンランドに関する教育、研究を推進し、その成果を活用して地域に貢献する取組を始めています。すでに、ムーミンバレーパークを運営する株式会社ムーミン物語とは、地域振興及び教育振興の向上を目的とした連携協力に関する基本協定を締結しています。また、昨年には北欧文化論という科目を設置して、北欧の社会、文化、経済等について理解を深める機会を設けました。もちろん、ヨウツェノ学院との交流も、こうした取組の一環として進めています。来年の1月末には、再び同学院への研修旅行が計画されています。興味のある皆さんは、本学のグローバル教育センターにお問い合わせください。