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 小俣ゼミの考え方は・・・?

 
小俣ゼミでは、社会のさまざまな問題、中でも犯罪に関連した問題を心理学や社会学の視点から考えます。犯罪と言っても犯罪者や非行少年に直接接することは現在の日本の情報開示状況ではほとんど不可能です。したがって、犯罪の動向や被害者の問題、防犯活動に関する問題を中心に考えてゆきます。いわば犯罪を社会心理学的な視点から理解しようというものといえるかもしれません。具体的な例では、社会や市民が犯罪問題、あるいは犯罪者や被害者をどのように考えているかということを、「偏見」といった社会心理学的視点から考えたりします。あるいは、被害に遭うのを避ける方法を考えるのも一つです。さらに、マスメディアの犯罪報道とリスク認知や犯罪不安といった問題も扱います。そのような学習を通じてゼミ生には「基本的に」いろいろなことに関心をもち、それについて自分で考えてみる、ということを求めます。
 ゼミでのテーマはゼミ生全員でとりかかりますが、卒業研究は各自の関心で決めます。テーマはファッション、流行から虐待、犯罪まで何でも構いません。ただ、教員が心理学(厳密にいうと比較行動学や神経生理学も含んでいますが)出身であることから、ゼミの学生には
心理学的なものの見方を身につけて欲しいと考えています。

 では、心理学的なものの見方とはどういったことなのでしょうか。それはひとつには
実証的であることです。これは、あくまでデータによる裏づけのある意見をもつということです。単なる思いつきや個人的な体験にのみに基づく議論はできるだけ避けようということです。そのため実験や調査を重視します。

 もうひとつは
科学的であることです。上に書いた「客観的」であるということは何も個人の意識、主観から遊離した「客観的存在」を求めることではありません。お互いに「確認(検証)できる」ということです。ただ、その確認をするためには一定のルールに基づいた方法で資料を得、判断する必要があります。科学的ということはそういったことをいいます。


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小俣 謙二