精神の自由

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新入生の皆さん、ご入学、おめでとうございます。駿河台大学教職員一同、皆さんを心より歓迎いたします。

さて、大学生活のスタートにあたって、皆さんは、いま何を思っているでしょうか。私が大学生活を送ったのは、もう今から四十数年前のことになり、ずいぶん昔の話なので、当時の自分が何を考え、何を思っていたのかなど正確に思い出すことはできません。

それでも、その頃の自分の心象風景を、ふとしたはずみで思い起こすときがあります。例えば、テレビなどで当時のヒット曲が流れると、学生時代の「風景」や想いが、一瞬にしてよみがえるような気がします。私の学生時代には、ダンシング・オールナイト、ルビーの指環、異邦人、大都会など、多くのヒット曲が巷で毎日のように流れていました。

ところで、今はどんな曲が流行っているのでしょうか。若いころは、聴くともなしに聴いていた曲のメロディーや歌詞が耳に残り、歌っていた歌手の名前なども何となく知っていたのですが、いまのことはまるで分りません。年齢とともに、新しいものを吸収する力がどんどん弱くなっているのが実感です。これは、何も音楽に限ったことではありません。

大学生活の4年間は、高校までとは違って、自らの選択に任され自由になる時間が比較的多くあります。どうか、いろいろなことにチャレンジし、さまざまな経験をして、それを若く、みずみずしい感性と柔らかい心でしっかりと受け止めてください。若い皆さんは、一つのものの見方や考え方にとらわれることなく、さまざまなものを吸収し、変化の激しい社会を生き抜くための力を身につけてください。これからの4年間、皆さんが本学の校歌に言う「精神の自由」を謳歌し、たくましく成長されることを、心より願っています。