特別授業

WBCの優勝の余韻を引きずりながら、現在、日本のプロ野球はセパ交流戦の真最中で、盛り上がっています。日本には、プロ野球にひいきのチームがあると答える人が2,000万人以上いるそうです。やはり、野球は日本の国民的スポーツなのですね。

さて、今年も「地域とスポーツ」の授業の中で、西武ライオンズの球団職員の方による特別授業が行われました。今回、授業をご担当いただいたのは、株式会社西武ライオンズ営業部部長の吉田康治様です。授業の内容は、まず吉田様の自己紹介から始まって、埼玉西武ライオンズに関する説明などがありました。

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講師の吉田様

さらに、後半は、学生参加型の授業となり、コロナ禍の中で売上や観客動員数が減少した球団の状況が示された上で、その対策などについてまず一人で考え、次に学生同士で話し合い、最後にそこで出たアイデアを壇上で発表することになりました。100人を超える学生たちを前にして話をするのは、なかなか勇気がいることだと思いますが、何人かの学生が壇上に登ってくれました。

今回のコロナ禍のように想定されていなかった事態が起きた場合、それへの対応には、決まった解答が用意されているわけではありません。社会人として働くときには、自分の頭で解答を考え、それを周囲に説明・説得し、その結果に責任を持つことが求められます。仕事ができるとは、つまるところ、非日常への対応力が優れているということなのかもしれません。受講した学生たちは、よい体験をしたと思います。

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特別授業の冒頭で挨拶をする大森学長

学生参加型の授業で、社会人に求められる課題発見力や論理的思考力をご教示いただいた吉田様に心よりお礼申し上げます。本学は、今後とも地域の力を活かした実践的な教育を提供したいと考えております。地域の皆様方には、なにとぞよろしくお願い申し上げます。