経済経営学部 経済経営学部からのお知らせ

「ビジネス・ケーススタディ」で特別講師による授業が行われました(株式会社ブリヂストン)

2016/06/26 その他

 株式会社ブリヂストン CSR・環境戦略企画部 池松芳明氏、小林勇貴氏が2016年6月20日(月)3時限、本学経済経営学部「ビジネス・ケーススタディ(担当:水尾順一教授)」の講義で来学、消費者教育の講義が行われた。
 世界のタイヤ市場のシェアがナンバーワンの会社として著名な、ブリヂストン様の世界を見据えたCSR活動を含めた講義は、学生にとって就職活動にも生かせる、大変有意義な内容であった。

20160624keizaikeiei_04.jpg

 講義テーマは、「ブリヂストンのCSR活動」で、以下のような内容で構成された。

 1.ブリヂストンの概要
 2.ブリヂストンの企業理念と経営方針
 3.ブリヂストンの業績等の概要
 4.ブリヂストンのCSR活動
  4.1 CSRの基本的な考え
  4.2 ブリヂストンのサスティナビリティに対する考え方
  4.3 取り組み事例
 5.まとめ

20160624keizaikeiei_05.jpg

 これらについてタイヤ業界の特質や同社の取り組みなど実践的な内容の講義であった。
 Mobility(モビリティ)、People(一人ひとりの生活)、Environment(環境)への取り組みなど、同社らしいサステナビリティに対する考え方や消費者志向のCSR活動など、学生にとっても身近な活動を紹介いただいた。

20160624keizaikeiei_06.jpg

 受講者の学生は、講義資料などを参照しながら具体的にわかりやすい講義と、講師の熱意あふれる講義に熱心に聞き入っていた。
 水尾ゼミのある学生は以下のような感想レポートを書いている。

2016年6月21日

株式会社ブリヂストン 講義感想文

経済経営学部3年 櫻井翔

 今回は株式会社ブリヂストンのCSR環境戦略企画部より池松芳明様と小林勇貴様が来学され、我々駿河台大学学生に講義をしていただきました。
 ブリヂストンの社名の由来は、創業者の石橋氏の苗字を英訳してSTONE BRIDGE、それを選んで並び替えてBRIDGESTONE になっているそうです。海外進出を見据えてつけた名前だそうですが、とても洒落ていて遊び心があるとおもいました。
 サステナビリティ(持続可能性)については、1931年に創業した当初から考えていたそうです。これは日本企業の中では早い方ではないでしょうか。昔からCSRについて考えているからこそ世界最大のタイヤメーカーに上り詰められたのではないかと私は思います。また、世界最大のタイヤメーカーだからこそ率先してCSRに取り組む責任があると思います。
 株式会社ブリヂストンは社会的責任に加え、自社の強みを活かしたMobility・People・Environment の三つの柱で貢献しようと活動を取り組んでいるそうです。
 Mobility(モビリティ)は、技術の向上により、ドライバーや同乗者の負担を和らげているそうです。具体的にはNVHソリューションによる騒音や振動の軽減が挙げられます。
 People(一人ひとりの生活)については、具体的にはエコピアの森の活動が挙げられます。タイヤなどのゴムの工場の周辺にある森の整備をして地域の活性化を助力されているそうです。その他にも、アメリカでの気象観測システムによる防災や、日本でのエコ絵画コンクールを通しての児童への環境教室を行っているそうです。
 Environment(環境)については、大きく分けて3つの長期目標を掲げています。1つ目は生物多様性。環境を大切にすることで生物を守り、2050年を目処にノーネットロスを目標にしているそうです。2つ目は資源循環。原材料使用量の削減・資源循環効率の向上・再生可能資源の拡充多様化の3つのアクションをすることで100%サステナブルマテリアル化を目標にしているそうです。3つ目は低炭素。タイヤ生産時とタイヤ使用時に排出されるCO2の削減を長期目標に掲げています。具体的にはよく転がるタイヤ作りや、生産エネルギーの有効活用をされるそうです。私はこの太い3本柱は自社の強みを活かした活動であり、自社にとっても有益になりうると思われるので素晴らしい活動だと感じました。
 池松先生、小林先生、今回はお忙しい中我々学生のために素晴らしい講義をしていただきありがとうございました。今回の授業でCSRについてより理解できました。今後ブリヂストン製品に触れる時は今回の講義の内容を思い出したいと思います。

20160624keizaikeiei_07.jpg

ページの先頭へ