経済経営学部 経済経営学部からのお知らせ

「ビジネス・ケーススタディ」で特別講師による授業が行われました(株式会社 大塚製薬工場)

2016/06/07 その他

 2016年5月16日(月)の3時限、経済経営学部「ビジネス・ケーススタディ(担当:水尾順一教授)」の講義で、株式会社 大塚製薬工場 総務部 業務渉外担当部長の北村和敏氏により、特別講義が行われた。

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 北村講師のテーマは『大塚グループのCSR』で、以下のような骨子で講義が実施された。
 1.大塚グループの紹介
 2.大塚グループのCSR活動
 3.お客様、製品に対する創業者の想い
 4.学生の皆様へのエール

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 大塚製薬工場の歴史にはじまり、同グループのCSR活動、企業の社会的責任の本質、日本社会の将来の課題、近江商人と三方よしなどについて熱く語っていただいた。そして最後には学生たちへのエールを頂戴した。
 受講者の学生は実践的な内容を熱心に聴講しており、水尾ゼミの学生は以下のような感想レポートを書いている。

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2016年5月16日

経済経営学部3年 櫻井翔

株式会社大塚製薬工場 北村和敏様 講義感想文

 今回、株式会社大塚製薬工場様より、総務部部長の北村和敏様にお越しいただき、講義をしていただきました。
 大塚製薬といいますと、私がイメージするのはスポーツや発熱で汗をかいた後に飲むポカリスエットです。ポカリスエット以外でどんな企業活動をしているのかはほとんど知りませんでした。今回の講義を通して大塚製薬グループ全体では、医療関連事業、ニュートラシューティカル関連事業、消費者関連事業、その他の事業、と幅広く事業展開していることを知りました。また、グループの海外事業のイメージがあまりなかったのですが、海外でも事業展開をしており、関連事業数は国内企業の約3倍はあるそうです。
 大塚製薬グループの企業理念は「他社のまねをせず、自社で新しいモノを作り出して、世界をより健康にすること」だそうです。健康問題は日本だけではなく、世界共通の問題だと私は思うので、今後も世界をより良くする製品を作り続けてほしいです。
 大塚グループのCSRは、「企業理念の実現をコアとしたステークホルダーとのコミュニケーション、そこから生まれる活動」だそうです。大塚製薬の代表的な商品といえば誰もがポカリスエットを思い浮かべるでしょう。大塚製薬は、ポカリスエットを通して、熱中症の恐ろしさや対処法を子どもたちに伝える熱中症対策廢発活動を社会に広めているそうです。私自身、中学生の頃、部活動の最中に軽度の熱中症になったことがありました。その時私は日陰に運ばれ、ポカリスエットを飲まされました。私は今もこうして生きてはいますが、あの時適切な対処を受けていなかったら死んでいたかもしれません。そのぐらい熱中症は身近で恐ろしいものです。元患者としましても、ぜひ啓発活動を続けていただきたいです。また、CSRの目線から見てもこの活動は自社の強みを活かした無理なく続けられる活動は素晴らしいと思います。CSRであっても、自社の強みではないことはコストもかかり、継続が難しいからです。
 最後に、北村和敏様から大塚正士語録を用いた我々駿河台大学学生へ熱いエールをいただきました。お話を受け、50歳になるまでのこれから30年、自分は最終的にどうなりたいのか考えて答えを探し求めながら生きてみようと思います。もし企業に就職して気に入らないことがあってもすぐに退職するのではなく、とりあえず3年頑張ってみようと思います。
 この度はお忙しい中、私たち学生のために貴重なお時間をさいて講義をしていただき、ありがとうございました。

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