経済経営学部 経済経営学部からのお知らせ

「ビジネス・ケーススタディ」で特別講師による授業が行われました(株式会社国際社会経済研究所)

2016/06/24 その他

 2016年6月13日(月)3時限、経済経営学部「ビジネス・ケーススタディの講義(担当:水尾順一教授)」で、株式会社国際社会経済研究所(NECグループ)グローバル・ビジネス・リサーチ部主幹研究員 遠藤直見氏が来学、特別講義が行われた。
 CSRの世界的な動向や今日的課題を中心に講義をいただき、学生にとって有意義な内容であった。

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 講義テーマは、「CSRのグローバル動向と日本企業のCSR経営(NECのケース)」で、以下のような内容で構成された。

 1.CSRのグローバルな動向(全般)
 2.日本政府の動き(コーポレートガバナンス改革)
 3.投資家の動き(ESG投資、GPIFなど)
 4.NECのCSR経営(全般)
 5.ステークホルダー・レビューについて

 受講者の学生は、CSRの世界的な動向やNECの活動に興味を深く聞き入っていた。
 水尾ゼミのある学生は以下のような感想レポートを書いている。

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経済経営学部3年

武藤 祐樹

株式会社国際社会研究所(NECグループシンクタンク)の講義レポート

 今回は株式会社国際社会研究所(NECグループシンクタンク)グローバル・ビジネス・リサーチ部 主幹研究員 遠藤 直見さんに講義を行っていただきました。

 国連グローバルコンパクトや組織の社会責任規格ISO26000について学ぶことができ、また投資家がCSRを意識しているというのは驚きました。
 「企業がCSRを意識して行わなければならない」というのは知っていましたが、企業の持続的な成長と中長期の価値向上のためには、投資家もCSRを行っているところに投資するのが今の常識なのだと分かりました。海外企業と比較した場合、日本の企業は稼ぐ力は弱く、企業の指針と投資家の指針を車の両輪として企業と投資家との対話を活性化し、企業の攻めの経営を推進する(攻めのガバナンスを行う)ことについて勉強になりました。

 また、リスク管理 コンプライアンス の徹底において、 社会や経済にとってのネガティブな影響を軽減、回避するためのバリューチェーンを通したリスク管理とコンプライアンスを徹底することの重要性も理解できました。

 事業活動を通した社会的課題の解決への貢献について、社会ソリューション事業により、社会や環境にとってポジティブな影響を最大化し、社会価値と企業価値を創造、社会貢献活動も展開することもよくわかりました。

 ステークホルダーコミュニケーションの推進に関して、CSRレポートを通して取り組みの成果や課題をステークホルダーに開示し、説明責任を果たすことの重要性も理解でき勉強になりました。
 今回は本当にありがとうございました。

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