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学部・研究科レポート

2017.05.18

5月27日(土)のオープンキャンパス法学部模擬授業・もうひとつの予告編

 5月27日(土)に、オープンキャンパスが開催されます。その日に行われる法学部の模擬授業の中身を、ちょっとだけお見せします。続きはぜひ、当日の模擬授業で!

なぜ「ギャンブル」は処罰されるのか?〔刑法〕

法学部准教授 竹内健互

 「一山当てたい!!」。そんな思いをかなえるのがギャンブルです。しかし、わが国の刑法では、原則としてギャンブルは賭博罪として禁止されています。「賭博」って聞いたことありませんか。そう、藤原竜也主演で映画化もされた「賭博黙示録カイジ」(福本伸行原作)の「賭博」ですね。

 そんなわが国にもいよいよ、カジノができるかもしれません。いわゆるカジノ解禁法が国会で成立したからです。ここまで読んで、「えっ!?」と思った人もいるでしょう。だって、カジノは立派なギャンブルのはずですから、カジノを認めることは刑法がギャンブルを禁止していることと相いれないように思いませんか。

 けれども、よく考えてみると、カジノ以前に、巷は既にギャンブルだらけです。競馬や競輪、宝くじ、toto(サッカーくじ)にパチンコ。要するに、日本は既に世界有数のギャンブル大国だったのです。

 では、なぜ競馬などもギャンブルの1つなのに刑法で処罰されていないのでしょうか。もし処罰されないギャンブルがあるとするなら、違法なギャンブルと合法なギャンブルはどうやって線引きされるのでしょうか。

 模擬授業では、このような素朴な疑問を手がかりとして、刑法がギャンブルを禁止する根拠はどこにあるのかについて皆さんと一緒に考えてみたいと思います。





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