お知らせ

2020.01.17

私の留学体験と就職活動

法学部4年 藤原大樹


 私はこの度、岡山県警察官採用試験に合格しました。

 公務員試験ということで教養や論文といった筆記試験もありましたし、警察官という職業柄、体力試験もありました。しかし何よりも一番大切だなと感じたのは面接でした。志望動機は当然のこと、学生時代に打ち込んだことについて根掘り葉掘り聞かれました。そのとき私は本学在学中の4年間の中国語学習と2度の中国留学について話しました。

 そもそも私が中国語を学ぶきっかけとなったのが、日本に訪れる数多くの中国人観光客の存在でした。街でよく耳にする中国語、そして日本語と同じ漢字を使う中国語というものに興味を持つようになり、法学の授業の傍ら、中国語学習にも精力的に取り組みました。

 しかし、最初は留学までしようとは考えていませんでした。2年生になった頃に中国語の先生や同級生に誘われたのを機に本格的に留学をしてみようと考えました。それは当時から私が目指していた警察官になるうえで、外国人と共同生活を送る留学が非常にいい経験になると考えたからです。ある意味、就職のために留学を決意したわけですが、結果として中国人や韓国人、ロシア人など、様々な国の人と友達になれて、非常に濃い経験をすることができたと思っています。

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 そして迎えた就職活動においてもこの経験はかなり活かすことができました。公務員にしても民間企業にしても学生時代に打ち込んだものとして堂々と「中国語」と話すことができました。そして岡山県警の他に民間で2社ほど内定をいただきました。それは単純に語学だけでなく、様々な国籍の人と共同生活を送ったという点についても評価されたのだと思っています。

 この経験から今、留学に行こうか迷っている学生がいたら、ぜひ、行ってほしいと思います。「でも、就活が......」と考える方がいたら半年でも1カ月でもいいと思います(現に私も公務員試験の兼ね合いで半年でした)。語学が劇的に伸びなかったとしても、必ず就職活動には役立ちます。

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