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2019.08.29

海外語学演習ビフォー・アフター:アフター編その17(中国語・北京師範大学)

体验北京 ~一ヶ月の北京体験~

経済経営学部2年 中島勘太

 日本の大都市、東京で日常を過ごしている私からすると、中国の北京という場所はかなり不思議な場所であった。私は約一ヶ月間以上も日本から出て生活するのは今回が初めてだったが、不自由なく快適な生活を送ることができ、日本よりも便利な点が多くあり、合理的で無駄なストレスの生まれないような仕様が多く見られた。

 その一例として最も大きな点を一つ挙げるとすれば、スマートフォン決済だろう。中国で現金がもうほとんど使われていないという話は聞いていたが、この一ヶ月間で中国人が現金を使うところを2回しか見ていない。周りを見渡すと注文から会計までスマートフォンでQRコードを読み込んで済まされており、このような環境のため、店に入る前や注文する前に「現金は使えますか?」と聞く癖がついた。実際に自動販売機や美術館等で現金が使えない場所が見られた。自分が欲しいものがあっても、現金では手に入らない可能性が存在するという日本に居たら、まずできない体験だろう。そういう場面を多く身をもって体験して日本は進んでいるようで遅れている面も多いということを思い知らされる毎日だった。

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 日本で外国語を習っていても日本国内にいる限り、その外国語を使って会話をできる時間は、ほぼ授業の時間しか存在していないため、実際に使えるのかどうかも身をもって知ることができない。現地に居れば毎日自分の頭で文章を作って試すことが嫌でもできることが素敵な点であり、単語やフレーズが身につく速さも違う。

 自分で学習したことを活かして相手に意味が通じ、その相手の反応が自分の期待通りだった単語、フレーズは無意識に何度も使ってしまうように文章構築の自動化までがとても早い。それをこの一ヶ月間の海外語学演習で感じることができ、外語学習に対する理解がさらに深まったように思う。もう日常で、中国語で考えて口に出せる機会が、しばらく存在しないのはとても寂しく悲しい。それくらいに楽しく北京師範大学で中国語を楽しく学ぶことができた。今後も中国語の習得に向けて努力し続けたい。

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