教員紹介

須永 隆広(すなが たかひろ)助教

担当授業

英語総合、英語表現、英語I・II・III、英語演習

研究分野

20世紀の詩人・批評家であるウィリアム・エンプソン(William Empson)を中心に批評理論の研究を行っています。エンプソンを研究する契機は、恩師の「エンプソンが言っている意味を理解するのは難しい」という言葉でした。それまでは、私が考えていた「難しさ」とは、各分野で使われている専門用語のようなものであり、本などで調べれば簡単に意味が分かるものと思っていました。ところが、批評を研究するにつれて、「辞書にない意味」というものが存在することを知ったときに、エンプソンの著書を真剣に研究してみたいと思い、現在に至っています。

自分にとって英語とは?

私にとって「英語」は、日々接しているので生活の一部のようなものといえるでしょう。学生の皆さんにとって「英語」とはどのようなものでしょうか?極端に言えば好きか嫌いかのどちらかに分かれると思いますが、おそらく殆どの学生さんは中学生(もしくは小学校高学年)の頃から「英語」という科目を勉強し始め、高校、大学と学び続けていると思います。私も同様に、中学生から新しい科目として勉強し始めたのを今でも覚えていますが、ここまでの付き合いになるとは正直なところ思っていませんでした。さらに言えば、大学を卒業し、社会人として働いてきましたが、あらゆる場面で英語の必要性を感じました。ある意味で、学生時代よりも「英語」が身近であったといえます。私にとっては「英語」でしたが、皆さんの中にも、卒業後に、大学で習った科目がより身近になったと感じる方が出てくるかもしれません。そういう意味では、私の「英語」と同様に、皆さんの日常生活の様々な場面で、予想外のことが起こるという「楽しさ」や「出会い」があると思います。何が契機になるかは人それぞれですが、自ら動くことで少しずつ見えない変化が訪れます。ぜひ、大学生活を送る中で、目標を立てて能動的な意識を持ちながら行動してみてください。きっと自分にとっての「何か」が見つかるはずです。

学生への一言

皆さんの行動範囲は、小学校から中学、高校を経るにつれて広がっていったと思いますが、同時に、身内からの保護や干渉が減少していったと思います。つまり、成長するにつれて自由度が高くなるのと同時に、責任の度合いも高まるということです。大学は社会人になる前の最後の教育の場です。この4年間の学生生活を通して「自由と責任」が表裏一体であるということを自覚することで、自らの意思で選択することと、それに伴う責任ある行動がとれるようになっていきます。ぜひ、大学で自分自身を成長させながら、勉強やサークル活動、部活動などいろいろなことに挑戦して充実した学生生活を送ってください。

教員一覧へ戻る