10.08.25
有名な会社の経営者には共通の性格があります。吉野家の安部修二、ジャパネットたかたの高田明、和民の渡辺美樹、マクドナルドのレイ・クロック、ウォルマートのサム・ウォルトンらの経営方針を取り上げます。成功した経営者達には共通した経験・性格があるようです。それは明るく、元気で、遊び好き、欲が深くて、ええ加減というものでした。

自分の人生を自分で設計することは可能です。会社のサラリーマンとして日々の生活をエンジョイすることも良いでしょう。他方、会社を設立して自らが社長になるという選択肢もあるでしょう。成功した経営者の人生を通じて、未来を考えてみましょう。

「横浜赤レンガ倉庫」は、物販35店、飲食15店がテナントで入る商業施設です。商業施設の規模としてみれば大きなものではありません。それにもかかわらず、年間500万人のお客様が訪れるのは、何故でしょうか。
横浜赤レンガ倉庫の基本理念は、「横浜赤レンガ倉庫ならではの、魅力的な空間とここで過ごす快適な時間を創り出し、訪れる内外のお客様に『感動と喜びと安らぎ』を提供し続ける」ことです。
横浜赤レンガ倉庫独自の魅力を提供することは、競争戦略のタイプからすれば「差別化戦略」にあたります。
しかし、どのようにして「差別化」するのか、言い換えれば、「差別化」を具体化するのかは簡単ではありません。100年近く前に造られた赤レンガ造りの倉庫の外観と内装を生かしながら、独自の雰囲気を醸し出すために、開発コンセプト「ヨコハマTRIVE」そしてデザインコンセプト「ファーストマシンエイジ」を創出し、さらに1階から3階までの各階の特徴に統一感を与えるフロアコンセプトへと展開していったのです。
横浜赤レンガ倉庫のお客様の67%は、2回以上来られるリピーターです。前に来たときと同じ満足経験をしたいから来られるのですが、全く同じ経験ではやがて飽きが来てしまします。これを防ぐのが、季節に応じて開かれる多様なイベントです。
同じ雰囲気を醸し出しつつ、そこに変化を組み込んでいくことがリピーター確保の秘訣といえるでしょう。
お客様のニーズは常に変化します。このような変化を察知するために、社長は時間があれば、施設内を歩き回りお客様の何気ない会話に耳を傾けます。
経営者の仕事は、社長室に鎮座して構想を練るのではなく、常に現場に出向き、そこからビジネスの鉱脈を見いだすことにあることが分かります。

私は「経営管理総論」、「人的資源管理論」など「マネジメント」を主なトピックスとする講義をしています。「もしドラ」の内容とも重複している部分があります。
組織のメンバーにどのようにやる気を出してもらうのか、メンバーのやる気を結集して組織をうまく運営するにはどうすればいいのか、などがテーマになっています。
大学の講義では、実例を数多く用いて、マネジメントを学ぶ意義を伝えるよう心がけてきました。
3年次の「演習Ⅰ」では、企業訪問し、経営者・管理者の方から現場のお話を伺う機会を作ってきました。現場を重視し、現場から学ぶ姿勢が企業での仕事に極めて有用だと確信するからです。
今回の模擬授業では、「株式会社横浜赤レンガ」が、お客様に来て頂くためにどのような工夫と仕掛けをされたのかを、創業者と2代目社長に小澤ゼミが直接取材した結果をベースに説明しました。創業社長さんは駿河台大学経済研究所でも講演されていますので、その内容も大いに参考にしています。
ビジネスの現場を知りたい、現場から学びたいという学生を大いに歓迎します。行動力のある、一歩前に踏み出す力のある人間を企業が求めています。
駿河台大学経済学部で行動力を育み、大学生活と社会で大いに発揮し活躍してください。
