お知らせ

歴史探訪 実施報告3

2017/08/10授業風景

現代文化学部 長尾 建准教授

 6月7日(水)、この日はものすごく暑い日でした。この暑い中、歴史探訪を受講した学生たちは、11時に東京都文京区は千駄木に集合しました。
 まず訪れたのは、森鴎外記念館です。館内が涼しいこともあり、ここではじっくりと時間をかけ展示を見学し、学習しました。この森鴎外記念館はかつての鴎外の邸宅・観潮楼があった場所であり、観潮楼には石川啄木や斎藤茂吉なども歌会のため訪れていました。

20170729gendaibunka_01.jpg

根津神社

 その後藪下通りを抜けて、根津神社へ。根津神社の歴史は古く、1900年あまり前日本武尊が創祀したと伝えられ、素戔嗚尊が祀られおり、多くが国の重要文化財となっています。学生たちはひとまずお詣りし、その後おみくじを引いて騒いでいました。

20170729gendaibunka_02.jpg

東大・安田講堂

 このあたりで暑さもピーク。汗をふきふき重い足取りで東大へと向かいました。弥生式土器発掘ゆかりの地である弥生二丁目遺跡を抜けて、東大の弥生門へ。学生は同じ大学生のはずの東大生を見て何か神妙な顔つき。そのまま安田講堂を訪れました。ここが学生運動の際大変な騒ぎとなったんだよと伝えても、今の学生にはさっぱり実感のない様子。たしかに教員の世代でもいまやそれを実感をもって感じられるのは、ごく一部でしかありませんよね(このように書く稿者も全くわかりません!)。

 その後、学生たちは赤門を訪れました。国の重要文化財となっているこの門は、かつては加賀屋敷の御守殿門であり、文政10(1827)年建立です。学生たちは「テレビでよく見る」などと言いながら、写真を撮っていました。

20170729gendaibunka_03.jpg

赤門

 この後予定では上野公園不忍池まで歩き、最後に高村光雲作の西郷隆盛像を見て帰るはずでしたが、あまりの暑さにそれを断念。御徒町まで下って「アメヤ横町」を見て解散することにしました。学生たちはアメ横の活気に驚いているようでした。アメ横で何を買って帰ったのでしょうか?


  学生のレポートから一節。
 「森鴎外と聞くと「舞姫」が有名なので、今まで小説家のイメージしかなかったが、軍医としても相当の地位を築いており、軍医と文豪の二足のわらじであったことがわかった。この森鴎外の活躍には、生まれた家庭環境も大きく関係しているとは思うが、エリート教育を受けていたとはいえ、その周囲の期待に応えてきた鴎外の才能がすごいと思った。しかし、世間には小説家としての森鴎外しか知られていないと思った。」(A.M 女子学生)

TOP