学部長メッセージ

現代文化学部長 吉野貴順

吉野貴順

現代文化学の目指す教育を、一言でいうならば「しなやかな感性を育み、自立した人間として、たくましく生きる力を養う」ということになります。そのため、現代文化学部には「国際文化コミュニケーションコース」、「観光ホスピタリティコース」と「スポーツ文化コース」および「スポーツキャリアコース」という4つのコースを設けました。そして、それらは言うまでもなく「現代の文化」というキーワードによって束ねられています。

国際視野を持った文化の相互理解、近代的観光やツーリズム、多様なスポーツ感が成立したのは、この百数十年のことです。 産業、交通、通信網、メディアの発達によるグローバル化のなかで、活字文化だけでなく、視聴覚文化、生活文化、アート、趣味やスポーツなどの多様な楽しみや生き甲斐が、人々の関心の的となりました。そして、それら近現代の人間が生み出した文化にとって、21世紀が大きな転換期であることは間違いないでしょう。そこでは、脱産業化、消費文化の反省などさまざまな問題を抱えながらも、国際交流、異文化理解、歴史文化の再発見、有意義な余暇の過ごし方、健やかな身心の育成するための活動と交流、身の丈にあった豊かな暮らし、あるいは人間が人間らしく社会のなかで生きていくノーマライゼーションなどをめぐって、社会のなかで新たな文化的価値の創造が強く求められています。

このような時代に“より良く生きる”ための素養を身につける場所、それが駿河台大学現代文化学部です。そして、みなさんが、それぞれの興味に応じて、どんな新しい文化の創造に向って歩み出すのか、その方向を見つけ出すためにわれわれが提供する道筋、それが4つのコースであると考えています。

より具体的にいうと、現代文化学部では、次の1~3を学部共通の目標とし、さらに各コースにおいては4~7をそれぞれの目標に掲げて、個々の学生に対して、他のどこの大学にも負けない丁寧な“愛情教育”を実践しています。

  1. 現代に生きる人間として必要な日本語運用能力、文章作成・表現能力、現代社会で生き抜くための教養、およびコンピュータ利用の基本的技能の修得。
  2. 自分で資料を集めたり調査したりした事項をもとに、レポートや論文を作成したりプレゼンテーションしたりする能力の育成。
  3. 地域の歴史・コミュニティを理解し、多くのひと達とコミュニケーションをとりつつ、地域活動や社会の諸活動に参加し貢献できる素養の形成。
  4. 国際文化コミュニケーションコース:日本や世界各地域の文化・歴史的特徴の理解、およびさまざまな文化が共生することの現代的意義を自覚し、世界を見つめる国際的な感覚と思考力およびコミュニケーション能力の涵養。
  5. 観光ホスピタリティコース:埼玉西部地域、日本各地および海外の観光に必要な知識とスキルとホスピタリティの精神を獲得し、多くの人達とコミュニケーションを取りながら、地域において実践的に活躍できる人材の育成。
  6. スポーツ文化コース:現代社会におけるスポーツの文化的価値と役割を理解し、そのような知識や技能を地域・社会生活あるいは教育の場で活用できる能力の養成。
  7. スポーツに情熱を燃やし、競技力および指導力の向上を自ら積極的に図るとともに、大学における教育およびスポーツ活動を通じて獲得した知識や経験あるいは対人的なスキルを社会において活用できる人材の養成。

「国際文化コミュニケーション」「観光ホスピタリティ」「スポーツ文化」および「スポーツキャリア」は、いずれも現代という時代や環境のダイナミズムから発生し、 時には分岐あるいは融合し展開されていきます。それらの基礎を学び・実践することは、同時に現代に生きるわれわれの「立ち位置」の確認にもつながることでしょう。また、みなさんが将来を展望するうえで、クリアな視界を開くフィールドともなるはずです。
「現代文化学部」の「文化」は英語でcultureですが、cultureという単語は「教養」も意味します。不断に変化しつつ先行き不透明な現代において、大切なことは“しなやかな感性”と “社会のなかで自分を生かすための教養”を身につけ、“たくましく生きる”ことだと考えます。我々は、そのような自己実現の場が、現代文化学部でありたいと願っています。我々と一緒に、貴方の中に潜んでいる大きな可能性を引き出してみませんか!

(よしのたかのぶ・スポーツ生理学)

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