10.12.24
現代文化学部2年生の大森一伸ゼミ(プレゼミナール)では、12月11・12日に、「箱根往復自転車駅伝?」を含むゼミ合宿を実施しました。このほど、体験記が寄せられましたので、以下に掲載します。(Y)
合宿の目的は、駿河台大学所在地の埼玉県飯能市から神奈川県箱根町までの約100kmの道のりを、自転車で往復することであった。
駿河台大学の毎年の恒例である池袋から大学まで50kmオーバーナイトウォーキングに勝ることを皆で達成したいと、ゼミで企画を考えた。そして、箱根に駿河台大学のセミナーハウスがあること、駿河台大学は箱根駅伝を目指して駅伝部を創部することなどから、「箱根にいこう!」と決定した。話し合いを重ねて、片道100kmの道のりを、ゼミ生で力を合わせて自転車1台で往復しようということになった。
メンバーは、車大好き大窟くん、心優しい岩淵くん、バイト捜索中の荻原くん、野球部の中核の山崎くん、少年サッカー指導者の岡くん、100m11秒切るぞ野間くん、勉強がんばれ高村くん、そして、今年後厄の大森の合計8名であった。
ゼミの時間をつかって準備を整えた。各自のスタミナをチェックするために実験室で最大酸素摂取量を測定し、これなら大丈夫だろうと判断され、トレーニング室において自転車エルゴメーターでトレーニングをこなした。また、自転車は大森の愛車のマウンテンバイク、メカニックは大窟くんが担当した。当日の走行スケジュールは山崎くん、野間くん、岩淵くんが綿密に立てた。コースは飯能市から平塚市の国道1号線まで南下し、そこからは箱根駅伝と同じコースを走った。

11日(土)朝8時45分に大学正門に集合し(高村くんは予想通り遅刻)、第1走者の大窟くんが最初の中継地点であるJR金子駅に向けて出発。他のメンバーは車に乗り込んで先に待っていた。が、、、来ない。勝手知った道であるので、迷うはずはないのに来ない。自転車トラブル?事故?怪我?と、悪夢がよぎったがようやく大窟くん到着。どうやら張り切って金子駅より先に行ってしまい、戻ってきたらしい。前途多難であったが、無事が何より。気を取り直して、第2走者の岩淵くんが出発。その後は岩淵→荻原→山崎→岡→野間→高村→大森の順で約3㎞~6㎞(10分から20分)毎に、乗り継いでひたすら箱根へと向かった。


平塚の国道1号線まで南下すると海が見えて、皆、元気が出てきたのも束の間、小田原からは徐々に上り坂が始まる。箱根坂駅からは全くの上り坂のみになってしまった。箱根湯本に着いた時はすでに真っ暗、ここから、本当の山登りが始まった。急な坂道を3㎞、4㎞も自転車でこげるはずもなく、1.0~1.5kmでつないでいく。皆一同に、「箱根の山登りの選手は半端じゃない、彼らは信じられない!」とゼイゼイ、ハーハー言いながら、箱根駅伝の難しさを体感していた。


夕方6時30分、箱根町仙石原にある駿河台大学セミナーハウスに往路最終走者の高村くんが到着!走行時間約9時間半、よかった、よかった。でも、明日の復路もあるのを意識してか、皆、思ったより気が緩んでいない様であった。
セミナーハウスの方に温かく迎えていだたき、おいしい夕食を皆で堪能した。本当においしかった。もちろん、温泉も完璧。
12日朝9時にセミナーハウスを後にして、車で芦ノ湖にある箱根駅伝のスタートラインに向かい、ここから復路スタート。第1走者の大森は張り切ってこぎ出したのであるが、いきなり道を間違えてしまい、大きなロス。みんなごめんなさい、やはり後厄である。

その後、仙石原で大窟くんに受け渡した。帰りは下りなので、自転車は楽チンなのだが、箱根湯本は観光客渋滞であった。車から観光客を見ていると外国人が多い。学生は日ごろ勉強しているツーリズムや文化のことを話しているのだろうなあ、さすが、現代文化学部の学生!と思い、運転席から後ろの学生を見ると、皆、寝ている。
箱根路を後に小田原からは、快調に駿河台大学を目指して確実につないでいった。そして、夕方6時30分に駿河台大学の正門に、岩淵くんがゴール!最後まで誰も一度も歩くことなく完走した。

往復200kmの道のりであったが、事故や怪我などのトラブルもなく、案外あっさりと達成できた。これは学生諸君の準備が周到であったこと、楽しい中にも、緊張感がありチームが出来上がっていたからである。困難に対し、用意周到で、ちょっと抑えて、あっさり達成する、カッコイイと思う。みんなの積極的な行動力が発揮できた本当によいゼミ合宿であった。
メンバーの感想
■大窟真史:
「箱根に自転車で行こうという企画は、本当に達成できるのかと当日になるまではかなり不安もありましたが、当日は天気にも恵まれ、いいスタートができるかなと思いましたが、第一走者の僕からいきなりつまずいてかなりの時間ロスをしてしまいました。トラブルも絶えませんでしたが箱根の峠を越えて大学のセミナーハウスに着いたときの充実感はとてもありました。帰り道も第一走者からトラブルがありましたが行きと同じ道を全員でリレーし、全員無事に大学に着いたときには、健全な肉体、屈強な心と仲間との連携を箱根の行きと帰りで得たと思います。この箱根合宿は自分にとってかけがえのない思い出であり、自分たちの誇りでもあると思います。」
■岡恵 登:
「最初に箱根まで行くとなったときに不安で一杯であった。しかし、授業のなかで自分の体力を知るために最大酸素摂取量を測定したり、エアロバイクでトレーニングしたり、実際に乗るマウンテンバイクに乗ってみたりした。そのようなことをしたので徐々に不安もなくなり箱根へ行くのが楽しみになってきた。そして当日、出発の時間に遅れる人がいたり、交代ポイントのミスで大幅にロスしてしまったりしたが、到着目標である19時より早く18時半には着いたので余裕を持って夕食を食べることができた。しかし、箱根付近に着いた時はもう日も沈み箱根の景色が見えなかった。次の日、朝起きて窓を見てみるとすごく近くに山が見え、箱根に来たと実感がわいた。帰りは箱根駅伝のスタート地である芦ノ湖からスタートし、行きと同じ道から帰ってきた。今回1人で自転車を漕ぐのでなく8人で交代しながら行ったので大学から100キロある距離でも比較的楽に行けたし、みんなで行った分、達成感もあったゼミ合宿であった。」
■荻原達矢:
「今回、ゼミの企画ということで自転車に乗り箱根へ行った。企画当初は不安や心配などが多かったが、授業内で行っていくうちに現実味が増し、とても楽しみであった。当日は駅伝のように中継地点を決め、順番に1人ずつ進んでいった。安全第一という言葉を心に刻み、無事に完走することを目標にしていった。開始当初はあまりスムーズに進まず、幸先悪いと思われたが、その後はスムーズに進み、とてもいい雰囲気の中箱根まで進むことができた。セミナーハウス目前の山道では、日が落ち周囲が真っ暗となったが、全員がしっかり中継までつなぎ、無事完走することができた。普段の日常では感じることのできない感覚を味わうことができ、今回の企画は大成功であったと思う。」
■岩淵 巧:
「このゼミで、箱根まで自転車で行ってみて感じたことは、とてつもなく遠かったということです。箱根まで自転車で行くという企画が出てから当日まで本音を言いますと、疲れるし、行って何を得られるのかと思っていました。当日になり、スタートしてみて、自転車に乗っているとき1人で孤独だと思っていましたが、意外にも気持ちよく楽しくこげました。だんだん箱根に近づくにつれて、足がパンパンになってきて最後の峠道を見たときは、ここまでかと思いました。しかし、みんなで力を合わせてセミナーハウスまで頑張りました。着いたときは、本当に感動と疲れが一緒に出てきました。帰りも行きと同じ道で大学まで帰りました。やはり往復になってみると疲れも半端なかったですが、大学に着いた時のあの達成感は僕の一生の思い出です。」
■山崎大夢:
「今回、プレゼミナールの企画で箱根に行っての率直な感想は、大変だったけれども楽しかった、ということです。みんなで自転車を乗り継ぎながら遠くまで行ったということは初めてだったので、準備段階の時からとてもわくわくしたし、本番は少し緊張しつつでしたが大いに楽しむことができました。山間部の道に突入すると傾斜もきつくなりましたが、先生をはじめグループ全員で登りきった時には、ほっとしたのと同時に大きな達成感を味わうことができました。宿泊先では、温泉につかったりみんなでトランプをやったりと、充実した時間を過ごすことができ、旅行気分を満喫しました。この企画が成功し、ゼミ全員の仲がより深まったこと、そして何より、"でっかいこと"をやりとげることができて本当によかったです。」