10.06.08
今年度も開始後すでに2ヶ月が経ち、出席不良学生の面談を行う時期になりました。必修のゼミや外国語の出席状況から、これまでに全体の半分以上欠席している学生をFA教員が個別に面談し、欠席の理由を本人にただし、指導・助言し、今後の大学生活を励ますための面談です。
これまでの面談結果を見ますと、出席不良学生が話す理由にはさまざまなものがあります。
全体に最も多いのは、「やる気が出ない」というものでしょう。勉学意欲が初めから弱いために出たくない、出ないとたまに出てもわからないし面白くない、再履修で学年が下の学生と一緒なので彼らの目が気になって出たくない、などというものでしょう。そのような学生は、どうやら自分から進んで大学に入学したのでなく、親や高校の先生から勧められて(他に行きたい道があるわけでもないので)入学したようです。高校のときも、勉強に身が入るわけでもなく、部活をやるわけでもなく、という学生は大学でもそうなってしまいます。
夜のアルバイトに精を出して、起きられなくて、欠席が多いという学生もいます。学費や生活費のためというのなら、まだわからないでもないのですが、遊ぶ金欲しさという心得違いもいて、大学は学ぶために入ったということを忘れているようです。そんな学生は、出席しても、終始トドのように寝続けていることが多いようです。何のために授業に出ているのでしょう。
スポーツの部活にだけ励んで、疲れもあって朝は起きられず授業には出ないで、夕方になると部活に参加という学生もいて、当然単位は取れず、文章を書いてもらうと、段落なしで、ほとんど平仮名で書いたりするので、それでは社会人として働けませんよ、少なくとも基礎力は身に着けないと、と助言したりします。スポーツクラブの部長からも、「警告」が出されるようになっています。
まあ、そのような指導の対象となる学生は全体の1割ぐらいかと思いますが、何とか気持ちを入れ替えてがんばってほしいものです。もちろん、指導を受けて授業に出るようになり、卒業に漕ぎ付けた学生も少なくはないのですが。
問題は、大学で人間として成長するぞという意欲を自分で持つことだと思います。全くのども渇いていない馬を水辺に連れていって、「さあ飲め」と言っても飲みませんから。もし、君がそんな学生だと思ったら、是非授業に出て、そこで先生が話していることについて、どこが重要なんだ?どこが面白いんだ?と考えてみてほしいと思います。絶対「へえー、そんなことがわかっているんだ。面白い!」と驚くことがありますから。人間、興味が全くないという人はいないのです。そのように進化したのが人間ですから。そして、一つのことに興味を持てば、絶対それは拡がります。本も読みたくなります。ネットで調べてみたくなります。友達に訊いてみたくなります。その結果吸収したものは、自分の体の一部になります。こうして、人間として成長するのです。
そんな学生に言いたい。「いつ目覚めるのですか? 大学で目覚めないとずっとそのままになってしまいますよ」と。