研究活動

  • 1)電気事業から分析する歴史地理学的研究:1890年代以降,特に1920年代にかけて,日本全国にさまざまな電気事業者が800余り成立します。これらの電気事業者が,どのように成立し,地域社会にどのようなインパクトを与えたのかを,公文書(届出書類・旧役場文書など),経営資料(営業報告書・株主名簿など),統計書(電気事業要覧,管内電気事業要覧など)を用いつつ,フィールドワークを交えながら研究を進めています。最近では,旧植民地にも眼を向けながら遅々悶々とやってます。

  • 2)観光地開発に関する歴史地理学的研究:1)のテーマと関連しますが,観光地は電気需要の集中する都市部と大差ない時期に,電気事業を成立させていきます。温泉観光地として有名な伊香保・箱根などの近代化に電気事業が果たした役割を考えています。

  • 3)自転車と観光の親和性に関する研究:自転車と観光が結びつくシーンを幾つか想像してみてください。①レンタサイクル…ありですね。②競輪!…それもあり。③サイクリング…最近流行ってませんが・・・,他にも色々挙げられるでしょう。しかしながら,日本の場合,車中心の社会システムが構築されているが故,自転車を観光の中に位置づけにくい状況が発生しています。このような状況の現状分析と問題解決のための提言を考えています。

  • 4)現代文化と観光に関する研究:近年,小説,映画,コミックス,ゲーム,アニメーション…さまざまな媒体で描かれる世界そのものが,現在観光資源として活用され始めています。例えば,「セカチュウ」現象に伴うロケ地巡礼の旅や,青梅赤塚不二夫会館(東京都青梅市)や石ノ森萬画館(宮城県石巻市)のような博物館施設,街全体を『ゲゲゲの鬼太郎』で統一的にPRしている境港(鳥取県境港市)や,「アニメのまち」として杉並アニメーションミュージアムを設立した杉並区などなど。昨今コンテンツを利用した観光振興は盛んです。『もえるるぶ東京案内 ~史上最濃! やくにたつ萌え系ガイドブック~ 』が出版されましたが,全国を視野に入れた仕上がりにはなっていません)。こららの隠れた観光資源をピックアップし,また埋もれた可能性を探して行こうと考えています。

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