【実習館】毛呂山町歴史民俗資料館・古代オリエント博物館・山梨県立科学館・さいたま市青少年宇宙科学館
【実習者】5名
学芸員課程では、博物館実習を希望する学生は、実習に行く前年度に実習登録をしてから実習登録ガイダンスに参加します。そこで、自分の希望する実習館への内諾の取り方、実習館決定までの流れを学びます。
実習の履修要件を満たした学生は、次年度の6月頃、博物館実習の授業中に行われる実習直前ガイダンスで、実習における注意事項や心構えについて学び、実習に備えます。
今年度博物館実習に行った学生のレポートには、「博物館業務はとても多岐に渡るものであり、体験コーナーでの接客方法など、博物館業務以外の仕事にも活用することのできる様々な体験させていただいた。」(メディア情報学部4年生)、「最も参考になったのは、イベント運営側の雰囲気作りの重要さだ。運営側の出す『楽しさ』はお客様の『楽しさ』に影響を与え、作業効率を上げることにつながる。視野を広げつつ、自分の担当するイベントの運営や巡回・補助をすることができた。」(心理学部4年生)、「今回の実習を通して相手に伝えることの難しさや、どうすればきちんと伝わるのか。相手側にたって考えることの大切さ。課題を見つけ、改善していくこと。そして情報をきちんと共有し、チームワークを持って活動にあたることの大切さを学べた。これは学芸員に限らず、全てのことにおいて大切なことであると考え、今後社会に出てもこの経験を活かしていきたい。」(メディア情報学部4年生)といった内容が記載されていました。

模擬授業の様子 鞍の清掃作業
本学では、学芸員の資格取得に必要な要件単位を全て学内で修得することが可能です。しかし、国家資格ということもあり、忍耐力や最後までやり遂げるという強い意志が必要になりますが、講義を受講して専門的知識を付けることが出来ると同時に、実際に作業をしたり、学外へ博物館実習に行ったりと「実学」を学ぶことが可能なため、学内だけでは不可能な深い学びを実現できます。
メディア情報学部のカリキュラムに属する科目が多いですが、どの学部に所属していても履修することが出来るので、やる気のある方はぜひ挑戦してみてください!
なお博物館実習に行った学生のレポートが記載されている『資格課程 年報』は、学生支援課横のカウンターに置いてあります。写真等も掲載されており、実際の実習の様子がよく分かると思いますので、興味のある方はぜひご覧ください。