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冬虫夏草

 教育実践研究会は、1990年前後に秋池先生の周辺で自然発生的に成立した「自主ゼミ」に端を発し、「現代社会・教育研究会」(届出団体)を経て今日に至っています。2006年度を迎えるに当たって、研究会の名称を「教育実践研究会」と変更した理由は、2つあります。
 「教育実践」という言葉は、日本の教師が大切に守り育ててきた言葉です。わたしたちも日本の教育に対する歴史的な認識を踏まえつつ、“未来の教師”をめざす学生として、子どもたちの成長を支援するために、教育の理論と教育の実践を結びつける専門的な能力を身につけていかなければならないと考えます。そのような思いが教育実践研究会の名称には含まれています。
  他方で、わたしたちは「教育実践」という言葉を「自己教育の実践」というようにも捉えようと考えています。教育とは、“共に育つこと”。教師を目指す者も、進路を決めかねている者も、教職以外の進路を考えている者も、今を生きる主体、自己教育の実践者です。とすれば、教育実践研究会こそが、多様な個性が多様に交わることのできる“居場所”にならなければならないのではないか。“差異”を否定せず“差異”から学べる空間。そのような“居場所“を創造する能力こそが、実は、人として教師として求められる力でもあるのではないか。
 そのような観点を踏まえて、教育実践研究会は、進路(職業選択)問題を前向きに考えることにより、多様で個性的な自己教育力を形成するための実践の場たることをめざそうということになりました。
“My Way”の精神で、“Quality of Life”も忘れずに、

“全力少年”だろう!

これは、教育実践研究会の合言葉です。