観る前に読んでみよう!③(カヌーって?)

18.04.19

リオデジャネイロ五輪のカヌー種目で銅メダルを獲得した活躍で、競技が全国的に知られるようになったカヌー種目についてご紹介します。
本学でもカヌースラローム、カヌーポロがスポーツ公認団体に所属しています。卒業生が数多く日本代表選手に選出されるなど、世界で活躍しています。

カヌーの種目について
国際カヌー連盟が統括するカヌー種目には以下の種目があります。
・カヌースプリント ・カヌースラローム ・カヌーワイルドウォーター  
・カヌーポロ    ・ドラゴンカヌー  ・フリースタイルカヌー

カヌースプリント、カヌースラロームの2種類がオリンピック種目になっています。ここでは、本学にもあるカヌースラロームとカヌーポロをご紹介したいと思います。

カヌースラロームについて

静水面で一定の距離を複数の艇で一斉に漕いで順位を競うカヌースプリントと違い、人が立っていられないほどの急流で行われる難易度が高い種目です。
各ゲートが2本のポールで構成され、ゲートの通過方法は上流から下流だけではなく、下流から上流もあります。ゲートを不通過するとペナルティが加算されます。予測不能な流れの中で、ミスが許されない緊張感もあります。

カヌーポロについて

カヌーに乗りながら行う水上のバスケットボールのような種目です。
・チームは8名で構成され、5名がコートに入り、交代は自由です。
・通常10分ハーフの20分間で相手のゴールに多く得点した方が勝利となります。
 ハーフタイム3分間で、同点の場合は3分ハーフの延長戦を行います。

競技の特徴
・ボールを手に持っていられるのは5秒ほどです。
・相手の体を押しても全くルール違反になりません。カヌーで体当たりするのも急な角度でなければ全く問題ありません。別名「氷上の格闘技」と呼ばれるのはこの激しいルールにあるのです。
・この競技で使用する船は「ポロカヤック」と呼ばれ、他人と接触してお互いに怪我をしないように先端が丸まっていたり、硬い素材が使用されていることが特徴です。
 また、転倒したときもロールを使用して一人で復帰しやすい設計になっています。

観る前に読んでみよう③カヌー.JPG
カヌー種目は身近にない種目のため難しいルールに感じますが、知れば知るほど奥が深い競技です。ぜひ一度足を運んでみてください。