2005年8月 石巻マンガロード(宮城県石巻市)
2005年8月,陸前高田市(岩手県)での開催された南三陸サイクルロード「りくぜんたかた」の参与調査を終え,帰りがてら宮城県県石巻市にある,「石ノ森萬画館」とその周辺の散策のため,気仙沼線〜石巻線を乗り継ぎ石巻まで移動。
石ノ森萬画館は,2001年7月23日に開館した施設である。これに併せ,石巻市は,石巻駅〜石ノ森萬画館までの約1kmを石巻マンガロードとして整備した。
そもそもの建設の経緯は,1995年に当時の市長が立てた「石巻マンガランド構想」に始まり,これにより,石ノ森萬画館とマンガアイランド(田代島)が整備された。石ノ森章太郎自身は,宮城県登米市中田町で産まれ(ここには石ノ森正太郎ふるさと記念館が設置されている)だが,石巻は,映画を見に通った第二のふるさととしての位置づけがきっかけである。
マンガロードには,大きく3つの仕掛けを用意してある。1つはマンガモニュメント,2つ目は,マンガベンチ,3つ目は郵便ポストである。この他に,看板絵画やスタンプラリーも用意されているため,石ノ森萬画館の見学を含めて,1日はゆっくりと散策を楽しめる。
JRは,仙石線仙台青葉通〜石巻間に「マンガッタンライナー」を毎週土日・祝日に4往復運行させている。とはいえ,現在のJRに,イベント列車を週末だけの運行で寝かしておく余裕がないのか,平日も運用されているため,運が良ければ拝むことが出来る。
ポストが有効に使われていることを見てもわかるように,地元郵便局は,「石巻マンガランド構想」に積極的に関与をしていった。このことは,日付風景印(風景入通信日付印)を市内各局が2001年10月から石ノ森キャラクターに因んだ図柄へ変更したことでも明らかである。
あくまで,「権利関係の問題が解決されれば」の注釈が付くが,今後益々同様のケースは増えていくのであろうか?知的財産立国を目指す今後の産業構造の中で,民営化する郵便事業がどのような役割を果たすのであろうか?

