私たち埼玉県選挙カレッジ実習生は11月26日(月)に、本学にて第二回目の「選挙啓発出前講座」を行いました。講座内容は、前回(11月15日(木))、平成国際大学で行われた「日本の現状の選挙の投票率等の状況」、「若者が選挙に行くことの意味・重要性」と同様ですので、今回の報告では、講座の後に続けて行った「模擬投票」の詳細を報告します。
模擬投票とは選挙権のない子供や若者が政治へ関心を持ち、選挙の大切さを知ってもらうために、実際の選挙に即した機材を用意し選挙を疑似体験させるものです。日本の教育現場において模擬投票は通常未成年を対象に行われていますが、私たちは今の若者の政治無関心という事実を重く受け止め、投票機会がまだ少ない20代前半の若者も対象に含めることにしました。
実際の手順は以下のとおりです。まず架空の候補者を掲載した選挙公報を配ります。これは実際の選挙で各家庭に配られるものを参考に実習生で作成しました。前述のとおり今回の模擬投票は、選挙権を持つ若者も対象にしているため選挙公報の内容は現実に存在する政治的争点を散りばめた実践的なものにしました。
次に投票用紙を配ります。投票用紙も実際に使用されるものと同じものを用意し、選挙の雰囲気を味わってもらいました。またその間に選挙に関するクイズを出題したり、雑学を話すことでさらに選挙に関心を持ってもらえるよう工夫しました。
そして最後に投票及び開票です。投票は、記入の終わった方から順に前に置いた投票箱に投票用紙を入れてもらいました。投票箱は今回、実習生で作成しましたが、実際に投票所で使用する投票記載所が用意できれば、さらに良くなると思います。
このように今回行った模擬投票は実際の選挙、投票所と限りなく同じ、つまり12月16日(日)の衆議院議員総選挙のリハーサルとなるように内容を考え実施しました。
※「埼玉県選挙カレッジ」とは、埼玉県選挙管理委員会が実施する各種事業に大学生自らが参加することにより、政治参加の重要性を認識し、選挙事務及び選挙啓発に対する理解を深めてもらうことを目的とした取り組みで、今年度は、埼玉県選挙カレッジ(第1期)実習生として、埼玉県内の大学に通う大学生11名(本学からは3名)が参加しています。
《活動内容》
・県内大学等への選挙啓発出前講座の実施
・若者向け選挙啓発冊子の作成
・選挙啓発の企画・実施
・選挙事務の体験 等
【埼玉県選挙管理委員会Webサイト】
http://www.pref.saitama.lg.jp/page/senkyo-college-home.html