国際交流: 2013年10月アーカイブ

パナマ大使館主催のパーティに参加しました

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現代文化学部 平井純子
 

 10月11日、在日パナマ大使館主催のパーティ「Tarde de Comida Panamena」が西麻布のラテンアメリカサロンで開催され、本学経済経営学部と現代文化学部の学生10名が参加をしてきました。

 なぜパナマ大使館?と思われるでしょう。実は経済経営学部の狩谷求先生からのお声掛けでした。狩谷先生は1996年から1年半、銀行の支店長としてパナマに滞在し、現在は日本パナマ友好協会の理事でおられます。このほど、日本パナマ友好協会がこのパーティの招待を受けた際、せっかくの機会だから、と、狩谷先生が観光を勉強している現代文化学部の学生たちにもお声をかけてくださったのでした。

 初めての大使館でのパーティへの出席、学生たちはいつもよりちょっとおしゃれをして、六本木ヒルズの横を通り抜け、会場へ向かいました。

 その様子を写真とともにご紹介します。

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出席者の前であいさつをされる在日パナマ大使のヘルヘ・コスマス・シファキ氏。となりで同時通訳者が日本語に訳してくれます。

20131012_panama02.jpgパナマと日本の友好に貢献したとして、コスマス大使に感謝状を贈られた狩谷先生。改めて狩谷先生のすごさに学生一同感動!

20131012_panama03.jpgコスマス大使と談笑する学生たち。手前は経済参事官のリッテル・ディアス氏。英語とスペイン語と日本語で必死に話しました。パナマの観光振興は急務とのこと。観光を学ぶ学生たちにとても好感をもってくださいました。

20131012_panama04.jpg豆の入ったご飯、チキンのパナマ風煮込み、ビーツ入りピンクのポテトサラダ、エビとアボガドのカクテルサラダ、エンパナダのほか、パナマのラム酒やパナマコーヒーなど、パナマのおいしいお料理と飲み物をいただく学生たち。日本人の口に合う料理の数々でした。

20131012_panama05.jpgディアス氏とパナマ音楽を生演奏してくださったキューバ人たちと一緒に記念撮影。とても楽しく、五感でパナマを体験することが出来た素敵な時間でした。

 参加した学生は「今回、交友関係をどれだけ広く作ってこれからの人生過ごしていくか凄く考えさせられました。広い交友関係を持ち、そして出会いを大切にするという決意をした時にもなりました。」とのコメントを寄せてくれました。楽しいひとときの中で、人生を考える時間にもなったようです。また、複数の学生が、「パナマにいってみたい!」と盛り上がっていました。

 在日パナマ大使館の皆さま、日本パナマ友好協会の皆さま、狩谷先生、このような貴重な体験をさせていただき、本当にどうもありがとうございました。

 10月8日(火)にアメリカ・カリフォルニア州ブレア市よりガルシア市長御夫妻が本学に来校されました。飯能市とブレア市とが1981年(昭和56年)に姉妹都市提携を結んだことがご縁で、ここ数年、毎年冬にブレア市の高校生が本学を訪れ、日本文化体験として、本学学生から三味線を習うなどし、交流を深めてきました。今回は、飯能市長への表敬訪問で来日され、本学にも立ち寄られました。
 まず、学長とご歓談をされ、その際、学長から来校の記念にと大学名入りの輪島塗の写真立てとマウスパッドをご夫妻それぞれに差し上げられました。

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 その後、学内見学をされました。当日は、久し振りの晴天に恵まれ、まずは飯能市を一望できる第二講義棟にご案内しました。ガルシア市長は真っ先にうっすらと見える富士山を見つけ、しばらくの間、見入っていました。次に場所を変え、飯能市街を眺め、その間には第二講義棟の真上を何機も航空機が飛び交い、それを間近で見るなど、長年勤務している教職員でもなかなか出会えないような光景を目にし、それをしきりに写真に収めていました。

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 また、メディアセンターやトレーニングセンターも見学され、学生にきさくに声を掛け(もちろん英語です)、記念写真を撮ったり、スタジオではご夫妻でニュースキャスターになりきってみたりと、1時間ほどの施設見学をとても楽しまれていました。
 次回来日した際にも、ぜひ、また本学へいらしてください。

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2013年度秋季国際交流パーティーが開催されました

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 10月3日(木)午後5時から大学会館4階にて、国際交流パーティーが開催されました(主催:国際交流委員会)。
 今回のパーティーは、本年9月より受入れている提携大学の聊城大学(中国)からの交換・派遣留学生5名の歓迎会及び海外の提携大学へ留学した本学学生3名(アメリカ/カリフォルニア州立大学イースト・ベイ校、フランス/アンジェ・カトリック大学、スペイン/サラマンカ大学)の帰国報告会を目的として行われました。

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 1年間と半年間の留学を終えて帰国した学生3人からは、留学先での生活や日本と外国の文化の違いなど、様々な思い出が話されました。特に学生全員が口をそろえて「日本は暑い!」と話しているのが印象的でした。何とも正直な感想に会場全体が微笑ましい雰囲気になりました。帰国報告をする姿は自信に溢れ、充実した留学生活であったことがうかがえました。

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 歓迎会では、受入れ交換・派遣留学生5名から自己紹介があり、日本での生活に対する抱負を日本語で挨拶しました。

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 また、日頃より交換留学生をはじめ本学の学生に対して、温かいご支援をいただいております飯能市国際交流協会の皆さまよりご挨拶を賜りました。

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 当日は、川村学長、佐古副学長(国際交流委員長)や飯能市国際交流協会の方々をはじめ、学生・教職員ら約80名が参加し、親睦を深める会となりました。

国際交流課

 駿河台大学では海外短期語学演習制度として、世界7ヵ国8大学に学生を派遣しています。毎年、多くの学生が制度を利用して、語学力の向上と異文化での生活を体験しています。

 今年度は36名の学生が夏休みの3~5週間程度、指定機関が開講する短期語学演習プログラムに参加しました。

 この度、オーストリアのウィーン大学の語学プログラムに参加した学生より体験記が寄せられましたので紹介します。

外国語教育センター


様々なことを学んだ貴重な34日間

経済学部4年 沢山 貴優

 海外語学演習で訪れたヨーロッパで過ごした1ヵ月間は夢のような時間でした。ヨーロッパに行くことは人生で初めての経験だったので色々と準備をしてきました。一緒に渡航する学生とスケジュールを組んだり、旅行代理店に行って綿密に話しあったりしました。4年生のため、授業もあまりなかったのでアルバイトをたくさんして、授業料と航空券以外のほとんどの費用を自分自身で貯めました。

 そして、ウィーンに向けて出発しました。乗り継ぎ時間を合わせて15時間くらいかかり到着しました。飛行機はあまり得意ではなかったので、なかなか眠れずにウィーンのホテルに着いた時には体がヘトヘトでした。

 翌日、ホテルから寮に向けて出発したのですが場所がわからず迷いました。トランクケースを持った人がいたので、その人についていったらようやく部屋の鍵を手に入れることができました。

 語学力に自信がなかったので、大学の事務局の方に「一番下のクラスにしてください。」と言いました。実際、一番下のクラスでも先生はドイツ語なので理解するのが大変なところがありました。クラスメイトの半数が日本人だったので、あまり日本人ばかりの枠に収まるのも好きではありませんでしたので、なるべく外国人と話す努力をしました。けれども、「I don`t know」と言われることも多くありました。

 良いこともありました。ローマに行く予定があったので、イタリア人の友達に「ローマでサッカーの試合を見たい。」と話したら、チケットを予約してくれました。その時は本当に嬉しかったです。その友達はパーティーにも誘ってくれて、他の外国人とも仲良くなる機会が増えました。特にイタリア人はサッカーが好きだったので、サッカーの話しで盛り上がることができました。

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 ヨーロッパは日本と違い、国と国とが繋がっているので、オーストリアを拠点にしてドイツ、ハンガリー、イタリアの3ヶ国に行きました。ザルツブルク、ブダペスト、ミュンヘン、フランクフルト、ケルン、マインツ、そして、ローマと色々な街を周りました。

 そのなかで一番楽しみにしていたのが、サッカー観戦です。レッドブルザルツブルク、1860ミュンヘン、マインツ、ASローマ等、4試合も生で観てきました。特にマインツとヴォルフスブルクの試合は日本人選手同士の対戦だったのでテンションが上がりました。ヴォルフスブルクに所属する長谷部選手はこの試合がクラブ最後の出場だったので、生でプレーを観られたことは良かったです。私が観た全部の試合でホームチームが勝ったのも嬉しかったです。

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 二つ目に楽しみにしていたのが、お酒です。ドイツでは500mlの缶に入ったビールが50セントから1ユーロで飲めるので水代わりに飲むこともあるそうです。ミュンヘンに行ったときはホフブロイというビアホールで1Lの黒ビールを飲みました。大学のエクスカージョンでオッタクリンガーのビール工場へ見学に行ったときも色々なビールを飲みました。ウィーンではホイリゲというワイン酒場があったのでそこにも行きました。少し値段の高い店だったこともあり、あまり飲めなかったのですがワインは美味しかったです。

 最後に楽しみにしていたのが観光です。ヨーロッパの建築は日本と全く違います。古い建物を大切にしているところが素晴らしいと感じました。ローマのコロッセオやフォロロマーノ、パラティーノを見たときは歴史を感じました。

 ハプニングもありました。夜間電車を利用してケルンに行ったときのこと、ユ-レイルと現金を支払って乗車したのですが、日付ごとにスタンプを押すことを知らずに乗ってしまったため、ユーレイルを全部使い切ってしまい帰る手段が無くなってしまいました。結局、旅行代理店で3万5000円を支払い、航空券を購入したのですが、出費が痛かったです。

 旅先では、日本人の方々にお世話になりました。ミュンヘンで出会った日本人の方がフランクフルト在住だったのですが、来週フランクフルトに行くことを伝えたら、家に招待してくれました。おもてなしがすごく、宿泊の面倒もみてくれました。その方とは色々なお話をすることができて為になりました。本当に感謝しています。

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 この語学演習を終えて得たものは『自分の主張をはっきりする』ということです。わからないことがあれば、「わからない」と言えば、教えてくれますし、「ここまでの行き方を知りたいのですが・・・」と言えば、案内もしてくれます。自分は主張することが苦手だったので言葉を濁したり、わからないままにしたりしていたのですが、今回の経験ではっきりと主張することは重要なことだと感じました。

最後に留学を考えている人に...

  1. 1カ月間、海外に滞在することは、会社に勤めたときに海外転勤がなければ一生に一度のことだと思います。
  2. 単純に海外のことに興味があるという人は行った方がより幅が広がります。
  3. もし行くとしたら、常に何かが起こることを想定しておいてください(例えば、クレジットカードにキャッシュ機能を付けたり、スリに遭わないように財布を首に掛けて予防に努めるなど)。
  4. 「学生生活の最後だから、思いっきり楽しむぞ!」という感じでもいけます(自分はその感覚に近いような感じでした)。
  5. 滞在先では、金銭感覚がずれるのでお金の計算はしてください(自分は生活費だけで33万円も使いました)。
  6. 語学に自信がなくても大丈夫です。むしろ、海外に行った方がより語学のスキルが身に着くはずです。

 海外に興味がある人は是非、海外語学演習を履修してください。それを糧に自分自身のレベルアップをしてください。就職活動の際、アピールできるエピソードに出会うこともあると思うのでお勧めします。演習に参加して、得るものはあると思います。頑張ってください。

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