教育・研究: 2013年11月アーカイブ

 11月20日(水)、駿河台大学客員教授の笠松泰洋氏をお招きし、第2講義棟4階AVホールにて、教養文化研究所主催公開講演会「オペラはどのように作られるか」を開催しました。

 笠松氏は東京大学文学部美学芸術学科卒業後、作曲を三善晃、ピアノを故ゴールドベルク山根美代子の各氏に師事され、室内楽からオーケストラ作品、オペラまで幅広く作品を発表、また、演劇・ダンスといった舞台作品、映画・テレビの映像作品に数多くの音楽を提供されております。2009年には、東京文化会館を起点に「四谷怪談」、オペラ「人魚姫」等を作曲、指揮して上演され、現在は新しいオペラプロジェクトに着手されております。

 今回の講演では、これまでにオペラ5作、ミュージカル2作を作曲・上演されてきたご自身の経験から、オペラはどのようにして作られ、世に送り出されるのか、また、現在オペラが抱える問題点などを、作り手の立場から楽しくお話ししていただきました。社会や政治の状況など、様々なことがオペラ作成には影響を与えていること、また、現場の人達の様々な格闘があってオペラはできあがっていることを学びました。

 今後、ご来場の皆様がオペラやミュージカルを鑑賞される際は、より一層楽しく鑑賞することができるのではないでしょうか。

 今回で通算36回目となる教養文化研究所主催講演会。会場には約70名の地域の方々や学生、教職員の方々にお越しいただき、大変盛会に行われました。

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 11月18日(月)に、本学7201教室にて平成25年度駿河台大学給付奨学生・父母会奨励金認定式が行われました。

 認定式では、川村正幸学長から給付奨学生の皆さんに、吉田恒雄副学長から父母会奨励生の皆さんに認定書が授与されました。

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 去る11月12日、野田佳彦内閣で内閣官房副長官を務められた斎藤勁氏による「首相官邸で私が考えていたこと」と題する比較法研究所講演会が行われました。会場のAVホールには、教員の他、大勢の学生が参加し、熱心に講師の話に聞き入りました。

 講演では最初に法学部の成田憲彦教授が、「日本の内閣制度と首相官邸」と題して、日本の内閣及び内閣官房の仕組みと、副長官室のある首相官邸の建物について予備知識の説明をされ、引き続き講師による講演に入りました。このなかで斎藤前副長官は、首相官邸での多忙な毎日の様子や、「ねじれ国会」の下で国会運営に苦労されたお話、外国要人との会見の様子などを具体的に語られ、「若い皆さんが政治に関心をもってくださることが大切です」と締めくくられました。

 質疑応答では、「老朽化した政府専用機の後継機はどうするか」との質問も出され、野田内閣でこの問題を担当された講師が、「今後は中型機を複数もつことも検討している」との説明がありました。また外交担当の副長官として野田総理の外遊に同行された講師が見たオバマ米大統領をはじめ世界のトップリーダーたちの印象などについての質問も出されました。

 日本の政治のトップの舞台で活躍された講師のお話は、大きな印象を参加者たちに与えたようです。後日送られてきた講師からのメールには「学生さんたちの目がとても真剣でした」とあったとのことです。

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本学関係者が秋の叙勲に受章されました

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 平成25年秋の叙勲受章者が11月3日付で発表され、日野正晴元法務研究科教授が瑞宝大綬章、鶴田六郎元法務研究科教授が瑞宝重光章、木下博客員教授が旭日中綬章、伊藤行紀法学部教授が瑞宝小綬章を受章しました。
 心よりお祝い申し上げます。


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