2008年3月12日(水)、駿河台大学にて「駿河台大学と東野高等学校との教育提携に関する協定」、並びに「駿河台大学と自由の森学園中学・高等学校との教育提携に関する協定」の合同調印式が行われました。
本学は、既に2007年3月に埼玉県立飯能高等学校との間で教育提携協定を締結しており、2007年度春学期には高大連携特別授業として「心理学入門」を13回に亘って実施、47名の飯能高等学校生が受講しました。そしてこの度本学は、新たに入間市所在の東野高等学校と、飯能市所在の自由の森学園中学・高等学校との間でも教育提携協定を締結することとなりました。
高大連携事業の目的は、高校生が大学での学習を経験し、専門基礎教育を通して見聞を広めることにより、生徒の進路に対する意識付けを図り、将来を担う人材の育成に貢献することにあります。
東野高等学校につきましては、埼玉県立飯能高等学校との合同授業により、来年度は法学部が担当する「法学入門」を開講します。この特別授業は、成田憲彦学長による政治学の講義、裁判官出身教員による裁判員制度の話など、多彩な授業内容となる予定です。本学が特別授業の成績評価を行い、東野高等学校では、その成績評価に基づき高等学校の単位を与えます。
一方、自由の森学園中学・高等学校につきましては、「『駿大の森』百年協定による飯能活性化」(今年度文部科学省「現代的教育ニーズ取組支援プログラム」採択)の一環として本学が開講している授業科目「森林文化」を、同学園の高校生に開放します。更に、2004年度同プログラムに採択された「学生参加による<入間>活性化プロジェクト」の一環である授業科目「まちづくり実践」も、同高校生に開放することとします。これにより、同学園の高校生が本学学生と一体となって、飯能市及び入間市を教室とし、地域発展のための活動に取り組むことが期待されます。東野高等学校と同様に、本学が成績評価を行い、その成績評価に基づき、自由の森学園中学・高等学校が単位を与えます。
本学では従来から地域貢献事業に積極的に取り組んでおり、地方自治体、地域産業界、地域市民団体等との間で様々な交流、連携を行っています。高大連携事業につきましても、地域貢献の一環として大いに意義あるものと捉えています。