【実習館】古代オリエント博物館・上越市立総合博物館・飯能市郷土館
【実習者】4名
学芸員課程では、博物館実習を希望する学生は、実習に行く前年度に実習登録をしてから実習登録ガイダンスに参加します。そこで、自分の希望する実習館への内諾の取り方、実習館決定までの流れを学びます。今年度は法改正に伴ってカリキュラムが変更になったため4名でしたが、例年は10名前後の実習生がいます。
実習の履修要件を満たした学生は、実習を行う年度の6月頃、博物館実習の授業中で行われる実習直前ガイダンスで、実習における注意事項や心構えについて学び、実習に備えます。
今年度博物館実習に行った学生のレポートには「学芸員には知識のみならず判断力や筋力、数学など垣根なく様々な能力が要求されることが分かった。」(法学部4年生)「学芸員の仕事は、イベント企画や運営、資料を扱う繊細な作業、収蔵資料の移動といった力仕事に至るまで多種多様な業務をしていて、そのために様々な知識や能力が必要であるという事を感じる事が出来た。」(メディア情報学部4年生)「地域の博物館と学芸員の講義を通じて、地域の情報に精通し、歴史と文化を市民の方に提供していくことが地方博物館の役割であり、学芸員とは、その高い知識を市民サービスへ繋げていく仕事であるということを学んだ。」(メディア情報学部4年生)といった内容が記載されていました。
他大学の学生との協力 イベント参加者への対応
本学では、学芸員の資格取得に必要な要件単位を全て大学で修得することが可能ですが、国家資格ということもあり忍耐力や最後までやり遂げるという強い意志が必要になります。しかし講義を受講して専門的知識を付けることが出来ると同時に、実際に作業をしたり、学外へ博物館実習に行ったりと「実学」を学ぶことができるので、学内での講義だけでは不可能な深い学びを実現できます。メディア情報学部のカリキュラムに属する科目が多いですが、どの学部に所属していても履修することが出来るので、やる気のある学生はぜひ挑戦してください!
なお、博物館実習に行った学生のレポートが記載されている『資格課程 年報』は、第二講義棟の入口を入ってすぐのカウンターに置いてあります。写真等も掲載されており、実際の実習の様子がよく分かると思います。興味のある方はぜひご覧ください。