みなさんお気づきでしょうか? いま、講義棟正面入口から大学会館に続く道の脇にあるトチノキが白い花をいっぱい着けています(下の写真)。穂状の花序で、穂は高くなります。そのトチノキはいま約10mぐらいの樹高ですが、大きくなると20mから30mにもなります。50年後にはそうなるでしょうか。西洋トチノキはマロニエとよばれ、街路樹として使われ、有名なパリのシャンゼリゼ大通りはマロニエの並木道です。また、名前からもわかるように栃木県の県花です。
トチノキは栗に似た実をつけ、Horse Chestnut(直訳すればウマグリ)ともよばれます。実はドングリより大きく、多量のデンプンを含みます。サボニンやタンニンも多いのでアク抜きが面倒ですが、古代から重要な食料とされ、トチ団子やトチ餅がつくられました。