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経済研究所主催シンポジウムを開催しました
2018年1月27日(土)13時20分より、駿河台大学第二講義棟4階AVホールにて、経済研究所主催シンポジウム「地域スポーツの日独比較(埼玉県とフランクフルト市の比較)」(第48回講演会)が開催されました。
今回のシンポジウムは2部形式で行われ、第1部は、駿河台大学経済経営学部教員2名による研究成果報告会(平成28年度駿河台大学経済研究所推薦特別研究助成「ドイツの大学やクラブにおけるスポーツ教育とスポーツビジネスに関する統合研究」の成果発表会)、第2部は、「埼玉県のサッカー教育の現状」と題した公開セミナーで、2名の特別講師をお呼びして、教員2名を交えた埼玉の大学サッカーに関する討論会でした。
第1部ではまず、研究代表者の経済経営学部 明石真和教授より、ドイツのサッカー事情について、特にドイツ中部地域サッカークラブの歴史や現状などを、豊富な体験談とデータを交えて報告され、続いて共同研究者の野田裕康教授は、フランクフルトのスポーツ支援の現状を連邦、州、市町村の3局面から具体的な予算規模を示しながら報告されました。
第2部の公開セミナーでは、関東大学サッカー連盟評議員の竹沢茂氏と、駿河台大学サッカー部監督の高峯弘樹氏をお招きして、竹沢氏は埼玉県の高校や大学のサッカー教育の実態と近年の活動傾向を詳細な統計から冷静にご報告いただき、高峯氏からはサッカー指導者を目指してドイツに渡り現在に至った体験談を情熱的に語っていただきました。
今回の公開セミナーでは、現役大学サッカー部員より高校時代のサッカー部のお話も伺うことができ、また、会場からも活発なご質問をいただき、経済研究所としてはこれからも、さらに地域の方々へのスポーツに関する研究を発信していく必要性を感じました。
今後とも当研究所では多様なセミナーの開催や、研究所所員による様々な研究成果を地域の方々に報告してまいります。