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シンポジウム「エコツーリズムの推進とリスクマネジメント」を開催しました

2017/01/26教育・研究

 1月21日(土)、大学内で比較法研究所・教養文化研究所と飯能市エコツーリズム推進協議会の共催でシンポジウム「エコツーリズムの推進とリスクマネジメント」を開催しました。

 今日、自然や文化といった地域資源を活用し、観光と地域振興をともに図ろうとするエコツーリズムが盛んです。とくに飯能市は、その先進地域として知られています。エコツーリズムの中で行われるエコツアーで、これまで大きな事故は報告されていませんが、実施にあたる方々の間からヒヤリとした経験を聞くことも増えています。参加者の危険をどのように減らせるのか、ツアーのリーダーの責任とは何か、といった問題を考えようと企画したシンポジウムです。

 まず基調講演として二人の方からお話しをしていただきました。お一人は富士山登山学校ごうりき代表の近藤光一氏で、富士山のエコツアーの豊富な経験をもとに、ガイドとしてどのようなことに気を付けているのか、ツアーを中断する「引き返す勇気」などについてお話しいただきました。

 続いて飯能市観光・エコツーリズム推進課課長の青田精一氏から、飯能市の第5次総合振興計画で観光が第一の柱として位置付けられたこと、その中でエコツーリズムは重要な要素であること、さらに飯能の観光資源について実例に基づき詳しく説明をいただきました。

 つづいて基調講演のお二人に大沼洋一(法学部教授)、平井純子(現代文化学部准教授)が加わり、熊田俊郎所員の司会でシンポジウムを行ないました。エコツアーにおけるリスクについて、総論に続いて個別の事例としてツアー中の滑落事故、参加者が調理した野草による食中毒、散策中の枝落下事故が起きたと仮定して討論を行いました。それぞれ類似事例を挙げながら、現場での注意点、法的な責任やガイドに求められる注意義務などについて熱心に意見が交わされました。

 当日は、実際にエコツアーのガイドをしている方も含め市民の方、学生、教員など50名を超す参加者が熱心に聴講し、質問などをしていました。シンポジウムの記録は、比較法研究所の機関誌『比較法文化』に掲載する予定です。

近藤光一氏

近藤光一氏

青田精一氏

青田精一氏

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全体の様子

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