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授業 情報検索論「メディア情報学部記者クラブ」便りNO.44

2016/02/03 その他

 メディア情報学部の教員・授業・催し・施設・先輩等々の魅力について、メディア情報学部でマスメディアを学ぶ学生記者が取材し、レポートします。

20160203media_01.jpg 今回紹介する授業「情報検索論」は、一見難しそうに聞こえる。しかし、情報検索は、普段私たちが何気なくしている行動なのだ。

 私たちの身の回りには、検索システムがたくさんある。例えばウェブページの検索エンジンや図書館のOPAC(所蔵資料検索)。そんな検索システムを使おうとした際、「どうやって検索すればいいかわからない」「見たい情報が見つからない」などと困ったことはないだろうか。周囲には、ありとあらゆる情報で溢れかえっている。必要な情報ばかりでは無い。嘘や偽りの情報も少なからず含まれている。膨大な情報をただ鵜呑みにしていては、間違った行動を起こしてしまうかもしれない。自らの手で情報を検索し、より効率良く必要な情報を収集していくことは、ますます大切になるのではないだろうか。

 そんな情報社会に生きる私たちの思いに応えてくれる授業が、「情報検索論」だ。どのような力が身につくのか。担当する國本千裕(くにもと・ちひろ)講師にお話を伺った。

 授業ではまず、情報システムを成り立たせている基礎理論について学習する。次に、こうした検索システムを実際に利用する過程、検索で質問する用語の選択、検索式の作成、検索結果の評価など一連の検索プロセスについて、そこで用いられる理論や技術を講義形式で学ぶ。

 この講義を通して國本先生が目指しているのは、求める情報を素早く的確に入手するために必要な基礎的な考え方を学生一人一人がしっかりと理解すること。日常生活でのちょっとした調べものや必要な文献や情報を、効率的かつ計画的に入手出来るような検索理論を身に付けてもらうことだ。

 國本先生は、学生たちが理解しやすいように学生の目線に合わせて講義を行う。学生が関心を持つようなニュースを探すのに苦労しているそうだが、そのおかげで学生たちも興味深く、楽しく授業を受ける事ができる。國本先生は講義中、頻繁に学生に質問を投げかける。そうする事により、学生は受け身にならずに、より深く内容を考えるようになる。このようなインタラクティブを大事にしているとおっしゃっていた。

 毎年60~80人の学生が「情報検索論」を履修している。そしてこの授業は、メディア情報学部以外の学生も学んでいる。誰もが利用する検索システムだからこそ、より多くの学生に受けてほしい。

瀬戸ゼミ3年 船木祥絹



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