10.09.13
現在の世界は、ヒト・モノ・カネの国境を超えた取引なしには決して成立しなくなっています。これを経済の国際化(グローバル化)と呼んでいます。いまやどの国の企業も、利益を確保する手段として、人件費の削減や外国との摩擦を減らすという目的のために、外国に移ってモノを作っています。ヒトは知識や職を求めて自ら外国に移り住み、預金や投資で集められた巨額のカネは、24時間休む間もなく、瞬時のうちに利益を求めて世界中を飛び交っています。
グローバル化の背景には、世界各国の政治の垣根の撤廃や規制の緩和、インターネットの出現があります。「国境」は、つい最近と比べてもはるかに低い「垣根」になっているのです。そして、グローバル化の恩恵には多大なものがあります。しかし、グローバル化が進むということは、ある国の経済がその国だけでコントロールすることが難しくなるということも意味します。ある国のメーカーが工場を外国に移してしまえば、その分働く機会は減りますが、政府は工場の移転を強制して止めることはできません。最近の日本の円高(外貨に比較して円の価値が上がる状況)も、外国から日本への巨額の資金の流入とは無関係ではありません。
世界中の国が、グローバル化が引き起こす不要の混乱に巻き込まれないために、各国で協力・協調することが必要であり、また求められているのです。今書いたことがどういうことなのか、興味がある方は、この8月の新聞の一面や経済面に、どのようなニュースが掲載されたかを調べてみると、非常に面白いと思います。
昨今では、大学生最初の2年間に大学と社会で何を身に着けたかで就職の是非が決まると聞きました。しかし、大学時代の24時間は、30歳台の72時間に相当すると考えています。
この時期にすべてのことに「センスオブワンダー」を持ち続けてください。
