
11.12.15
学内外から本学心理学研究科臨床心理専攻にある臨床心理研究生制度についてご照会をいただくことが多いので、ここで同制度についてご説明します。
臨床心理研究生制度は、2011年4月に臨床心理専攻から第1期生が修了するにあたって新設されたものです。ご存じのように臨床心理士資格認定試験はⅠ種指定校を修了した年以降でなければ受験できませんが、修了生の中には、臨床経験を積むことのできる場、スーパーヴァイズを受ける機会、研究指導を受ける機会を十分に得ることのできない人もいるのが現状です。そうした現状を考え、希望者には、修士時代からの継続ケース等の担当とそれに対するスーパーヴァイズを受ける機会、学会発表等に関する指導を受ける機会、各種ケースカンファレンス、勉強会等への参加機会などを与えるための制度を用意しておこうとしたものです。
臨床心理学の勉強は座学のみで身に付くものではありませんから、臨床心理研究生として、定期または必要に応じ指導を受けることは重要なことです。本学修士課程修了生のみを対象とした制度ですので、在学生とこれから入学先を考えようとしている人にしか参考にならないと思いますが、ご紹介しておきます。
ちなみに、2011年度の臨床心理研究生は5名でしたが、全員めでたく臨床心理士資格認定試験に合格することができました。研究生は皆それぞれ常勤・非常勤の仕事をしていましたから、指導は夜間や休日に行うことがほとんどでした。よく仕事との両立を果たしてくれたと思います。教員一同も苦労が報われた思いです。