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学部・研究科レポート
2017.09.09
9月23日(土)のオープンキャンパス法学部模擬授業・もうひとつの予告編〔刑法〕
9月23日(土)に、オープンキャンパスが開催されます。その日に行われる法学部の模擬授業の中身を、全学の予告編より少しだけくわしくお知らせします。続きはぜひ、当日の模擬授業で!
「呪い」は罪に問われるの?藁人形からデスノートまで〔刑法〕
法学部准教授 竹内 健互
名前を書くだけで人を殺せるノートがあったら、そのノートを使いますか。そう、『デスノート』ですね。最近、ハリウッドでも映画化されて話題になっているようです。もちろん、これはフィクションのお話ですが、「呪い」というものは、案外、身近なところにも見られます。インターネットを開けば、ボタン一つで「呪いの道具」を買うことができますし、「呪い」を請け負う「呪い代行業者」も存在します。
さて、典型的な「呪い」といえば、白装束に藁人形と五寸釘という「丑の刻参り」(うしのこくまいり)が挙げられるでしょう。相手を呪い殺すとされる「丑の刻参り」は、大体の人が言葉としては聞いたことがあるでしょう。
では、もし嫌いな相手を、この『丑の刻参り』という「呪い」を使って殺そうとしたら、何か罪に問われるのでしょうか。あるいは、『呪いのビデオ』を入手して、それを相手に見せることは、何か犯罪に当たるのでしょうか。はたまた、釘の刺さった『藁人形』を相手に見せつけて、その人に恐怖を感じさせた人は、犯罪者として処罰されてしまうのでしょうか。
今回の模擬授業では、「呪い」というものを、「刑法」というメガネを通して見てみたいと思います。「僕/私は、『呪い』なんて非科学的なもの絶対に信じない!」。そんな人も是非、模擬授業で「呪いと犯罪」の関係について考えてみましょう。