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学部・研究科レポート

2017.12.20

2017年度「学部デー」を実施しました(2)――航空自衛隊入間基地

法学部教授 長谷川裕寿

 国の最高規範(最重要なルール)である憲法と自衛隊との関係については、昨今、憲法改正論議とからめて、マスコミでも大きく取り上げられています。自衛隊、憲法改正の是非については様々な意見があるでしょうが、まずは何より、自衛隊がどのような組織なのかを知ることが大切です。今回の入間基地訪問が「平和」を真剣に考えるきっかけになればと思います。それにしても、バスで移動しながらの施設見学は、あらためて基地の広さを実感しました。

法学部法律学科1年 平賀 穂乃実

長野県岡谷南高等学校

 これまで私は、自衛隊について、「国を守るため、常に体を動かし、休みなく訓練している」ような泥臭く、硬いイメージを持っていました。今回限られた時間でしたが、学部デーの企画で入間基地を訪問し、隊員の方のお話し聞き、また実際に働く姿を見ることを通して、自衛隊のことを学ぶことができました。

 私が驚いたことの1つとして、女性の隊員がいるということです。自衛隊は男性が行くところと、勝手に思い込んでいた私にとって、新鮮な感じがしました。航空自衛隊の女性隊員のことを「空女」(くうじょ)というそうで、航空自衛隊隊員の6%程度いらっしゃるそうです。

 説明によれば、これまで女性隊員には様々な制約があったそうですが、近年これらの制約が解除され、意欲と能力によって活躍の場が増えているとのことでした。また隊員が仕事に集中できるようにと、基地内に育児施設が設けられ、仕事と育児との両立が図られていることも知りました。自衛隊も女性に優しい職場になりつつあるようです。週休二日、隊舎(隊員寮)が整備されていますし、基地内の医務室では診察料や薬が実質的な負担なく利用できるなど、福利厚生がしっかりしていることにも驚きました。

 自衛隊の基地を訪問することで、国際平和協力活動や災害派遣等の任務は言うに及ばず、隊員の生活などを知ることができ、入間基地訪問は私にとってとても有意義な機会でした。

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