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学部・研究科レポート

2017.09.12

'17サマースクール型AO講師からのメッセージ(4)

法学部教授 織田博子

 8月29日(火)にサマースクール型AOの講義を担当した織田です。講義のテーマは未成年者(満20歳未満の人)をめぐる法律問題でした。以下では、この講義の内容とまとめる際のポイントを書いていきます。

 この講義では、まず、未成年者が親に無断でゲームソフトを買った場合の問題を取り上げました。民法では、未成年者が親の同意を得ないで取引をしたときは、その取引を取り消してお金を返してもらうことができるとしています。では、お年玉を貯めたお金のように親から自由に使っていいと言われたお金で買った場合はどうなるか、ということについてお話ししました。

 次に、未成年者が自転車を通行人に衝突させてしまった場合に、未成年者が責任を負わなければならないかという問題を取りあげました。未成年者が責任を負わされるためには、「責任能力」というものが必要ですが、この「責任能力」があるかないかの分かれ道は大体小学校を卒業する12~13歳くらいだとされています。小学生が事故を起こした場合に、事故を起こした本人の責任はどうなるか、親の責任はどうなるかということについてお話しました。

 高校生は未成年者ですが、自分が法的にどのように取り扱われているか、普段はあまり考えたことはないと思います。この機会に、未成年者が法的にどのように取り扱われているのか知ってもらえればと思います。

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