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学部・研究科レポート
今の君なら、きっとできる!!!
現代文化学部長 吉野貴順
みなさん、ご卒業おめでとうございます。
現代文化学部が目指す教育目標は、「しなやかな感性を育み、自立した人間として逞しく生きる力を養うこと」です。さて、みなさんは、「物事を多面的に捉えつつ自分の意思を持ち、他者と共存しながら一人の人間として生きていく術(教養)」を獲得できましたか?卒業式当日、私は壇上から、現代文化学部卒業生一人ひとりの成長した顔を確認していました。
そして、我々教員もまた、卒業するみなさんを「十分に教育・指導できたのか?人間的成長を促すことができたのか?」と自問自答を繰り返します。毎年のことですが、教員として至らなかったところ、指導が足りなかったところが、幾つも頭を過ります。我々教員にとっても、卒業式は区切りの時です。みなさんに対してできなかったことは、在校生や新入生対してきちんと教育していかなければならないと決意を新たにする日でもあるのです。
さて、みなさんは、卒業論文・卒論要旨・卒業研究発表会からなる本学部の卒業研究を完遂しました。(皆よく頑張りました!)各教員は、きっと、みなさんにより良いものを目指す前向きな気持ちを指導したことと思います。幸せなことに、我々は、みなさんが卒業研究という高いハードルをクリアするまでの過程を通じて、人間的に大きく成長していく姿を目の当りにしました。(今日のみなさんが、ひと回り大きく見えます!!)
みなさんには、巣立って行く実社会においても、どうか「より良いものを目指す前向きな気持ちを忘れないで欲しいな」と思います。皆さんがこれから進む実社会では、必ずしも頑張ったことが直接的に評価される訳ではありません。でも、自分が成した努力は決して無駄にはなりません。そう信じているからこそ、みなさんにはこれからの人生においても「より良いもの求めて、他の人よりちょっとだけ多く努力してみて欲しいな」と思います。きっとそれが、自分の人生をより充実させるためのコツなのではないでしょうか?
今の君ならできる!(もっと頑張れ!!!)
駿河台大学現代文化学部で培った"しなやかな感性を持って、たくましく社会を生きてください!"。さらにたくましく成長したみなさんと、いつの日かまたお会いできる事を楽しみしています。
みなさんの前途に、幸多からん!と願ってやみません。