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学部・研究科レポート

2018.03.31

2017 海外スポーツ文化研修実施報告(1)

現代文化学部教授 大貫秀明

ニュージーランドの良心

 第8回目となる本研修を無事に終えましたことを、まずはここにご報告いたします。

 分散してホームステイをさせていただき、午前中に語学学校にて英語の学習に励み、ホストファミリーから渡されるお昼のお弁当をお腹におさめてから、午後はスポーツの高等専門学校にてスポーツに関する理論と実践を学び、さらに夕方からは地域のスポーツクラブを訪問するというこの研修は、他校の指導者たち曰く、なんとも「豊かで贅沢な集中授業」なのです。

 ここで、今回の研修中に起きたエピソードのいくつかをご披露してみます。
 参加学生数6名のうちのひとりが、なんとスマートフォンを紛失してしまいました。どうやら通学中のバスの中、または乗り降りのバス停あたりで事は起きた、と言う。そこで、翌朝にバス会社を訪れたところ、なんとそこには件のスマホが届けられてありました。次に、かの地に滞在中、サイクロンの直撃に遭いました。翌日にはフライト利用が予定されていました。ホームステイ先のみなさん、そして関係の学校関係者のみなさんが我が事のように案じてくださり、万が一の場合への対応策をお示しくださいました。そんな温情に自然が屈したのか、翌朝の天候は見事に晴れ渡り、われわれは機上の人になりました。

 今回の本研修で学んだこと、それは「ニュージーランドの良心」に改めて気づかされた、ということに収斂されるかもしれません。

 以下に、今回参加の学生6名による報告文を2回にわたり掲出いたします。どうぞ、お楽しみください。

2017海外スポーツ文化研修実施報告①_01.jpg「・・・今年もお世話になりました」
2017海外スポーツ文化研修実施報告①_02.jpg MT.Cookを背景にジャンプ!

New Zealand 私が成長できた16日間

現代文化学部2年 高津和希

 私は今回16日間という短い期間の研修参加でしたが、とても良い経験ができたと思っています。私が今回短期留学に行こうと決心したきっかけは、語学を学ぶことはもちろん、ニュージーランドではスポーツがどのように実践されているのかが気になったからです。また、日本とは違う文化や慣習などを楽しみたいと思い、この研修への参加を決めました。
 私は海外へ行くのは今回が2回目でした。ですが、ほぼ何もかもが初めての経験のように感じました。ホームステイ、語学学校、スポーツ学校での学びはもちろん、スポーツ施設視察を兼ねての観光もでき、とても楽しむことができました。当然ですが、毎日が英語による会話なので、最初は聞き取ることや、会話自体がなかなか成立しませんでした。しかし、生活しているうちに慣れていきました(正直、あまり自信をもっては言えませんが)。
 私は、短い期間ではありましたが自分自身成長できたと思っています。英語の難しさを現地で痛感しましたが、これもまたいい経験になったと思っています。「海外スポーツ文化研修」に参加するか否かについてはかなり迷い、そして悩みましたが、結論として、私は行って大正解だったと思っています。海外に行くことができるのは、学生のうちだと思っています。私は学生のうちに英語の勉強をして、今度はプライベートでニュージーランドに行きたい、と今は思っています。ともかく、実に貴重な経験ができた16日間でした。

2017海外スポーツ文化研修実施報告①_03.jpgNZISのトレーニングルームにて(左端が高津さん)
2017海外スポーツ文化研修実施報告①_04.jpgDevonportへのフェリーのデッキにて(左端が高津さん)

海外スポーツ文化研修~NZでの成長と価値観の変化~

現代文化学部3年 福留 隆一

 海外スポーツ文化研修を終え、スポーツを行う上での環境の違いや、スポーツに対する意識の違い等を今回の研修で学んだ。先ず印象に残ったことは、N.Z.I.S.の講義である。消極的な生徒が一人もおらず、講義の内容に対し積極的で尚且つ講義の内容で不明な点があれば自ら進んで質問していた。将来の事を見据えて行動や勉強をしている人との差を感じた。N.Z.I.S.でインタビューを行った際に、最も印象に残った内容が「全てにおいてバランス良く行う事が大切」という内容である。バランス良くスポーツ活動を行う事により、勉強面や競技面を充実させることができる。一つの物事だけを一生懸命やるのではなく、勉強やトレーニング等をバランス良く行う事でより良いスポーツ活動を構成することが出来るのではないかと感じた。今回の研修で今まで思いつかなかった考え方や自身の批判的であった考え方などが変化し、自身にとって大きく成長する体験となった。海外研修で学んだ事を今後のスポーツ活動や就職活動に活かしていきたいと思う。

2017海外スポーツ文化研修実施報告①_05.jpg善き羊飼いの教会にて
2017海外スポーツ文化研修実施報告①_06.jpgN.Z.I.S.の正面玄関にて(右端が福留さん)

海外スポーツ文化研修を終えて

現代文化学部2年 烏 侑亜

 私は今回「海外スポーツ文化研修」に参加させていただいた。私はこの研修を通して、自分自身と向き合うことができた良い機会だったと思っている。なぜなら、学ぶ意義について身を通じて感じることができたからだ。それと同時に世界共通語であるといえる"英語"を話せる能力が私には足りないとも実感することになったからです。10日間にわたるホームステイ初日はホストファミリーの人たちの話すことが全く聞き取ることもできず、伝えたいことも表現しきれない語彙力のなさをとても情けなく思った。しかし、ホームステイ先の家族はゆっくりと、そして分かりやすい単語で優しく接してくださった。私は積極的にコミュニケーションをとり、慣れるよう努め続けた。その結果、最終日にはある程度の会話は理解できるようになり、努力した甲斐があったと感じた

2017海外スポーツ文化研修実施報告①_07.jpg日本の食事(うどん)を作った際の食事風景
2017海外スポーツ文化研修実施報告①_08.jpgJet(弟) と Romc(兄)
2017海外スポーツ文化研修実施報告①_09.jpgN.Z.I.S.でのトレーニング実習風景(烏さんがリーダー役で授業進行)

 また、ニュージーランドの自然の素晴らしさを知れた。ミルキーブルーのプカキ湖と頂上まで滅多に観ることができないマウントクックのコラボレーションは本当に美しく感動させられた。

 ここで感じたことを日々の生活の活力にしていきたい。また、この研修は私の人生の中で大きな財産となった経験だった。もし機会があれば、多くの人に参加してほしいと思う。

2017海外スポーツ文化研修実施報告①_10.jpgMount Cook and Lake Pukaki

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