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「都市探訪」第1回実施報告~アートの街 六本木-国立新美術館と六本木ヒルズ~

2018/07/11授業風景

現代文化学部 油井恵教授

 「都市探訪」第1回、4月21日(土)の行き先は六本木でした。外国人も多く歩く六本木は、かつては大名屋敷の並ぶ町でした。それが明治に入り、陸軍の駐屯地となり、戦後は米軍が入るという軍隊の街となったのです。
 2007年以降、「国立新美術館」をはじめ、「サントリー美術館」、「森美術館」など、様々な美術館や博物館が集まり、今では「アートの街」としても知られています。

 この日はまず、国立新美術館の企画展「至上の印象派展 ビュールレ・コレクション」を鑑賞しました。スイスの大実業家エミール・ゲオルク・ビュールレのコレクションは、主に17世紀のオランダ絵画から20世紀の近代絵画から構成され、とりわけ印象派・ポスト印象派の作品は傑作揃いです。
 事前に配布されたワークシートによりそれぞれの絵画を確認しつつ、アートを鑑賞する一つの方法であるディスクリプション(叙述)を行いながら、鑑賞しました。

20180621現代文化08.jpgルノワールやセザンヌも見られます!

20180621現代文化09.jpg曲線が美しい国立新美術館

 美術館を出てからは、東京ミッドタウンからテレビ朝日等六本木の街を歩きました。最後に、六本木ヒルズの毛利庭園やパブリックアートの数々を見ながら、「ママン」(ルイーズ・ブルジョアによる巨大蜘蛛のオブジェ)の下で解散しました。

 学外授業を終えて、学生から提出されたレポートをいくつかご紹介します。

 アントーニオ・カナール(カナレット)の「サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂、ヴェネツィア」は全体的に「騒がしい」というわけでなく、かといって「寂しい」というわけではないが、人々の日常がただ写実的に描かれている。家に飾ったら、その絵を見るたびに心が安らぐような感じがすると思う。(現代文化学部2年 薄田瑞希)

 自分自身がそもそも絵画を鑑賞する力があるとは言いませんが、ゴッホの「日没を背に種まく人」は、作品中の青年のように田畑で日没まで働く幼年の自分を連想させ、自分にとって一番印象深いと思いました。(現代文化学部2年 黄智岷)

 今回、六本木の街を詳しく知ることができ、なぜこのような街に生まれ変わったのか分かった。江戸時代から続く歴史とよりよい社会づくりのために、今も六本木という街は動いている。なぜこの地形にしたのか、なぜこの建物を建てたのか、すべてがつながり今の社会の柱になっていることが分かった。(現代文化学部2年 山田大地)

20180621現代文化10.jpg門外不出といわれたモネの傑作の一つ「睡蓮の池、緑の反映」(一部)撮影可なのもうれしいです。

20180621現代文化11.jpg

 この日は「まちと美術館のプログラム 六本木ヒルズ15周年記念インスタレーション」の一環で、マグダ・セイエグにより日常的な都市空間を毛糸の編み物で覆うアートプロジェクトの準備がなされていました。

20180621現代文化12.jpg「ママン」にて記念撮影

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