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学部・研究科レポート

2017.11.15

卒業生の声 井村奨太さん

静岡県立御殿場特別支援学校勤務

井村 奨太

現代文化学部 現代文化学科 2013年卒業

静岡県沼津市立沼津高等学校 卒業

 卒業生からのうれしい報告が届きました。
 この度見事、静岡県の教員採用試験の2次試験を合格し来年から、特別支援学校中学部の保健体育の正規教諭として勤務します。
 現代文化学部には、体育教師を目指している学生が大勢います。合格までの経緯や後輩へのアドバイスを質問形式で答えてくれました。

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卒業してから今までの仕事について教えてください。(学校名や常勤・非常勤の種別と具体的な仕事の内容)

大学卒業後は、御殿場市立原里中学校で非常勤講師として1年間勤務しました。仕事内容は特別支援学級の学習支援と通常学級に在籍する支援が必要な生徒への学習支援です。また、野球部の顧問として、部活動にも携わりました。
 そして、静岡県立御殿場特別支援学校に常勤講師として勤務をして4年目になります。仕事内容は各教科、日常生活の指導、生活単元学習、作業学習、自立活動等の教科指導が主です。生徒ひとり一人に応じた教材・教具を作ったり、できる状況づくりや手立てを考えたりして、生徒の自立と社会参加に向けた支援や指導をしています。

教員採用試験へのチャレンジは何回ですか?

5回です。(中学校保体を2回、特別支援学校保体を3回)

仕事をしながらの受験について、どのように受験勉強の時間を作ったのかなど、具体的な試験対策について、コツを教えてください。

授業準備や会議等以外の空き時間を有効に活用しました。今年度は、新たに取得する免許の関係により、通信制の大学に通いました。直近に認定試験も控えており、毎日決まった時間を試験と教採の受験勉強に当てて、勉強時間を確保しました。
 通信制での学習が採用試験の2次試験の専門教科の筆記試験と関連した内容でしたので、理解が深まりました。また、私は教職経験者枠での受験でしたので、管理職の先生や同僚の先生に面接練習の依頼をして、試験対策を重ねてきました。

正規採用で来年から勤務するにあたり、抱負を聞かせてください。

ようやく、教師としてのスタートラインに立てたと感じています。小学生の頃から、講師として働いている現在までに、多くの"すごい先生"に出会ってきました。指導力があり、授業が面白くて、言葉で人の心を動かせる。そのような、魅力的で頼りある教員になりたい一心でした。来年からも、自分自身の教育に対する熱い気持ちを持ち続けていきます。
 そして、子どもたちの自立と社会参加に向けて、ポジティブな言葉のシャワーをたくさん浴びせて、個性を豊かさに変えて、人を幸せにできる人を育てていきたいです。

今、保健体育の教員を目指している後輩たちに、アドバイスをお願いします。

大学時代のゼミナールでは、常にテーマに対して、自分の考えを表現し、周りの意見に傾聴する時間を設けていただきました。問題に対する創造性と解決力の基礎が培われました。また、3年次と4年次の教育実習、介護等体験実習が私のターニングポイントになりました。子どもたちの大切な学習時間を自分の糧にできる貴重な機会です。運動やスポーツを通じて「体を動かすって楽しい!」「できた!」をたくさん子どもたちに経験させることが、保健体育の教員の強みの1つだと思います。
 教え育てることが教育だと言われています。それでも、日々の子どもたちから学ぶことは、とても多いです。いつまでも学び続ける姿勢を持ち続けてください!

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 非常勤講師、常勤講師と仕事をしながら、勉強することは並大抵のことではないと思います。初心貫徹し、粘り強く、応援してくれる周りの方たちの期待に応えての合格は実に見事です。大変誇らしく、まぶしく感じます。今後の活躍を大いに期待いたします。

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