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学部・研究科レポート

2017.12.10

学部DAY実施報告その1

現代文化学部 佐竹由帆准教授

 11月22日(水)は、全学的に学部DAYという特別授業が実施されました。通常の授業の枠組みではできない学びを学生に経験してもらうために、学部ごとに様々な取り組みを毎年行っています。

 現代文化学部では、「キャリア」をキーワードに、各学年にわかれて実施しました。今回は1年生対象の「金銭基礎教育プログラム」についてご報告いたします。このプログラムはMoneyConnection®認定講師の井上さんと、認定特定非営利活動法人 育て上げネットの川田さんにお願いし、195名の1年生が参加しました。

 「金銭基礎教育プログラムMoneyConnection®」は、働いてお金を稼いで使い生活することについてのアクティブ・ラーニング中心の授業です。11万3千人以上もの学生が受講している人気のプログラムです。

 最初に一人暮らしに必要な生活コストを考えるワークを行います。家賃や交際費、税金や保険に必要な金額を予想し、給与20万円の場合を想定してワークシートに記入します。一人暮らしの学生でも保険料や税金の額は知らないことが多く、暮らしにかかるお金の具体的な金額に驚く学生も少なくありませんでした。

 次はカードを使用して働き方と月収から生活スタイルをシミュレーションするワークです。配布されたカードの金額(15万円・30万円・100万円)をフリーター・派遣社員・正社員で稼ぐには1か月どれくらい働けばよいのかを計算し、シートに記入します。すると、フリーターや派遣社員で1か月100万円稼ぐことはできないことに気づいたり、それぞれの働き方で余暇がどのくらいあるかが見えてきます。

 そのあと暮らし方カードを引きます。このカードには年齢・住居・既婚か未婚か、子どもの数が書かれています。その情報と、これまでの働き方とお金の情報を考え合わせ、何を感じたか、その理由を書きます。

 最後に講師の井上さんからご自身の体験を話していただきました。正社員も、派遣社員も、フリーターも経験した上でのお話は大変説得力があり、学生は真剣に聞き入っていました。大きな気づきと学びのある、充実した時間を過ごしたものと思われます。

 以下、学生のレポートを一部ご紹介いたします。

現代文化学部1年 上飯坂知希

 生きていくためにはお金が必要であるということ、自分が思うような金銭感覚ではやっていけなくなるということを、相場の現実的な数字を見て思った。(中略)自分の欲しいものにお金をかけすぎずに、後先をしっかり考えていかなければいけないと思った。そのためにはコツコツと貯金をして、就職活動の際もしっかりと考えて行動できるように今から意識していきたい。

現代文化学部1年 吉田陸央

 日々の生活で必要とするお金の量と働き方について学んだ。様々な働き方やかかるお金についてわかりやすく教えてもらえたことで、「見方」について考えさせられる講義だった。(中略)将来的にも自立する為、お給料からの一人暮らしにかかる料金や職場の選び方について考える為に、積極的に行動していきたいと思う。

現代文化学部 杉田雅

 お金だけを求めて就職先を決めるのではなく、本当にここであっているのか、選択範囲を広げてみる必要があると思った。自分のやりたいことを明確にしていきたい。

現代文化学部1年 西瑞希

 生きていく上で本当にお金が必要で、将来どんな職に就きたいか、その職はどんな仕事なのか詳しく調べる必要があることがわかった。一人で生きていくのは本当に大変なのだと思った。

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金銭教育プログラムにご興味のある方は下記サイトをご覧ください。
MoneyConnection®ホームページ

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