10.10.22
現代文化学部の必修科目である「キャリアデザイン」は、今秋、月曜日2限に展開されている科目です。その中から、10月4日と10月18日の2回に分けて、「金銭基礎教育プログラム」を実施しましたので、その様子をご紹介します。「金銭基礎教育プログラムMoneyConnection®」とは、楽しみながらお金の本質が分かるワーク中心の授業です。高校を中心に200校以上、28,000人以上が受講しているプログラムと教材を使い、今回は「稼ぐこと」「働くこと」がなんであるか気づくように考えられています。講師はNPO法人「育て上げ」ネットの松野さんと深谷さんです。

ひとつのグループに4人から6人、9つのグループに分かれます。最初は自由席です。
まず、一人暮らしに必要な生活コストを考える個人ワークから始まります。家賃や交際費、税金や保険に必要な金額を予想し、もし、給与が20万円だったとしたら、生活していけるのかを考えシートに記入します。一人暮らしの学生もいるので、家賃や水道・光熱費はすらすら記入できても、健康保険料や住民税は意識したこともなく、相場を聞いてがくぜんとした学生も大勢いました。「これでは生活できない」「貯金できない」と声が上がります。
次はカードを使ったゲーム形式のワークで、働き方と収入から生活スタイルをシミュレーションしていきます。表に稼ぎ方・働き方カードと書かれたカードを一人一枚ずつ引き裏返します。そこには「コンビニ店員・時給制・フリーター」「プログラマー・日給制・派遣社員」「営業・月給制・正社員」などいろいろな設定が書かれています。そこで、同じ働き方どうしが一緒になるように移動します。続けて表に月給カードと書かれたカードをやはり一人一枚ずつ引きます。裏返すと「15万円」「30万円」「100万円」と書かれています。自分の引いた稼ぎ方・働き方で、次に引いた月給を稼ぐには1カ月にどのくらい働けばよいのか、一カ月は何時間あるのかを各自計算しシートに記入します。すると、計算が成り立たなくなったり、自由時間や食事する時間がどのくらいあるかが見えてきたりします。

そのあと、同様に暮らし方カードを引きます。「40歳・賃貸マンション・結婚していない・子どもなし」「32歳・実家・結婚している・子ども一人」などと書かれたカードを一枚ずつ手にします。今まで引いたカードと、暮らし方カードの設定で、なにをどう感じたか、その理由を書きます。「これじゃ、無理」「この歳で一人暮らしでは寂しい」「結婚していてフリーターじゃまずい」など、グループ内で話が盛り上がります。
最後に松野さんご自身の体験などを交えながらまとめとなります。受講生は、「今のうちから貯金します」「お金と時間の関係が理解できた」「安定した生活の中で育ててくれた親はすごい」「生活には計画性が必要だ」などの感想がありました。
このようにして、未来の生活をリアルにイメージすることで、少し先のことを意識しながら、稼ぎ方・働き方を選択することの大切さを学ぶことができたようです。